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腸閉塞は突然に<其の十六> ジャニーズ先生と自分内反省会

腸閉塞は突然に<其の十六> ジャニーズ先生と自分内反省会

(「腸閉塞は突然に<其の十五> 謙虚なヒーロー・ラブリーW先生」の続き)

腸閉塞事件に関わってくれたお医者さまエピソード、第二弾。
ジャニーズ先生!

◇◇

若手のイケメン。しかも外科医。いつもナイキを履いている。

「おなかを開けるだけになるかもしれないけど、原因は突き止めます」という言葉で、激痛の中でさえ心の安らぎを感じさせてくれた、ステキ先生。

なにより、命の恩人。

しかし、実を言ってしまうと、術後なにやらしっくりこない期間があったのでした。
なんとなく見えない壁があるような気がして、人間そのものを感じられなかったのです。

回診のほかにもたびたび顔を出してくれて、笑顔も見せてくれる。なのに、なぜかつながらない。

婦人科のような人間関係を期待しすぎ?
それとも年代の違い?
はたまた、イケメンに照れてるのか?

等々、少々悩むという。

そのうち、回診後にベッドまわりのカーテンを閉め忘れることが続くなど、ささいなことにも不快感を覚えるようになってしまったのでした。

ここでも、

わたしの人間が小さすぎるのだろうか?
いやいや、体を起こすのすらたいへんなことぐらい分かるはず、
でも動くのは結果的に良いことだし、
だけどマナーとしてはおかしくない?

など悶々。ちょっとしたことながら、溜まるものがあります。

そしてある日、治療に当たってくれている外科チーム内で当然伝達されているべきことが伝達されていなかったことが発覚。ジャニーズ先生の落ち度ではないものの、日々、外科のゾロゾロすぎる回診でのあっさりすぎる(気がする)対応に微妙なイラつきを感じていたところにプラスされ、ブチンと切れかかるという事態になったのでした。

そのころには、ラブリーW先生を除いた外科全体との信頼関係が希薄になっていたのだと思います。院長がトップの科で、そんなんでいいのか!と、その日の担当看護師さんにグチってしまうという。様々なことを混合したイライラが燃え上がり、ジャニーズ先生にもひと言、言ってやりたい!とまで思ってしまったのでした。

……。

……でも、ちょっと待ちたまえ、自分。

わたしにはもっとほかに、言うべきことがあるはず。

なによりも、わたしはまだジャニーズ先生に「ありがとう」と言っていない。「原因は突き止めます」が、どれだけ安心感を与えてくれたかを伝えていない。

それが先なんじゃなかろうか。
つまらないことに怒る前に、自分のすべきことをしていない。

と、いうことで、とりあえず噛みつくのはやめにして、お礼を申し上げることにしたのでした。

うまい具合に、次に現れたときはジャニーズ先生+手下ひとり。

照れるイケメン。(カワイイ)
やることをやって、ちょっとスッキリなわたし。
うん、言ってよかった。

そして、その翌日。
オドロキの変化が。

ジャニーズ先生の雰囲気がガラリと変わっていたのでした。
まるで、間にあった壁がすっかり消えてしまったようで、ワッと気持ちが流れ込んでくるのを感じました。最初は戸惑いを覚えるほど。

それ以降、違和感を感じるどころか、とても話しやすくなるという。
ついでに、そのあとはカーテンを閉め忘れたことがあったかどうか、思い出すことすらできません。そんなことはどうでもよくなったのだと思います。

……ああ、そういうことか、と思いました。

それまで、おそらくは先生自身、医師だけど年が若いとか、顔がジャニーズだとか、患者や周囲になめられちゃいかんという気持ちがあったんじゃないだろうかと思います。だから、自分の強い面だけを人から見えるようにしていたんじゃないだろうか。

それを気付かずにいたから、わたしにはジャニーズ先生の「人」を感じられなかったのだろうと思います。その奥にあるものまで、見ることができなかったのだと。

思い返せば、見せてくれた笑顔も、虚勢の中でも人として患者と付き合おうという努力だったのかもしれません。

ウムム、自分の未熟具合が恥ずかしい。
つながりを求める前に、ちゃんと人間を見れていなかったのはこちらでした。

医師も人。若ければ若いなりの悩みがあるし、人にどう見られたいかもあると思います。表面しか見ていなければ分からない人間味もあるはず。

人は、お互いに人としての理解をしたうえで心のつながりが生まれ、そこで初めて、温度を感じるものなのかもしれないと思うのでした。

とりあえずは、あのとき怒鳴る方を選択しなくて本当によかった。

(「腸閉塞は突然に<其の十七> 人工肛門、そしてお気に入りへ」に続く)

人は人と歩く
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[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

共感しまくりです

マリさん、とっても共感します。

入院中は、知らず知らず自分もいっぱいいっぱいで、他人の行動にイライラしたり、
良かれと思って言ってくれた言葉に失望したり・・、先生の言葉の裏を読んだり・・
なので、最初私は借りてきた猫状態。

でも、結局のとこ、自分ですよね。
相手に求めすぎて、感謝の心が疎かなんだから、うまく繋がれないですよね。
ちょっと元気になれば、分かることなんですけどね。
最終的には、ちょっとしたキッカケで主治医の先生や看護婦さんとは仲良くなったのですが、研修医の先生とはあんまりお話できないまま、さよならでした。

それに比べて、
マリさんは、本当に人間ができている!
キレずに、ジャニーズ先生と打ち解けたんですもんね。。見習いたい。
でも、私も相手がイケメンだったら違ったかも(笑)。

>あう さん

そうなんですよね。
病気の時はいつもよりも繊細になっているというか、ヘンな話、生理前のホルモンバランス崩れている感じに近いかもですね(^^;

それにしても、ありがとうの効果はすごいな〜と思います。相手がどう思うかより、自分が言わないといかんなと思って言っただけですが、こんなに氷を溶かすとは思いませんでした。
私の母がそんな感じの人なんですよね。私はどちらかと言えば直情型なんですが、見習わなきゃなと思ったのでした。おかげで私もちょっと大人になりました(笑)

あうさんも仲良くなれてヨカッタ。
「ちょっとしたキッカケ」が気になります。
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