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腸閉塞は突然に<其の十三> ハラの傷もすごい

腸閉塞は突然に<其の十三> ハラの傷もすごい

(「腸閉塞は突然に<其の十二> 腸・観察」の続き)

今回のお話はハラの傷。なかなか「人工肛門・ラブ」の話に進まないなあと、あきれずにお付き合いください。これも疑似体験には必要なプロセスなのでございます。いや、単にもったいぶっているのかもしれませんが。

◇◇


人工肛門と対面する以前にチラ見してしまったハラの傷。
これがなかなかデラックス。
ちょっと無いくらいの大きな傷が付いています。
見た瞬間、「ゲッ!!!」と声を上げたほどです。

その傷の長さといえば、肋骨の分かれ目あたりから恥骨まで。
おへそは器用に迂回しています。

しかも金属の巨大ホッチキスで、ガンガンガンガンッ!と留っているという。
まさに……、まさに、フランケンシュタイン。もしくは、解剖後の人体はこんな感じだろうかと思わせるものでありました。

それが術中、パカーッと開いていたのかと思うと、それでも生きている自分が不思議。お医者さんというのは、どえらい技術を身に付けているものです。

身(おなか)はもちろん柔らかい皮膚なので、呼吸などに同調して滑らかに動きます。そこにたくさんの針が刺さっているわけで、動くと痛そう……ですが、痛いと思ったことはありません。背骨に入った硬膜外麻酔のおかげかもしれませんが。

しかもさらに驚いたことには、傷が1本しかない!!!
このあとにもう一度おなかを開けることになるので、数ヶ月前のがんの手術を含めて合計3回ハラを割ったわけですが、それでも傷は1本。同じところを複数回切り、そして閉じるのです。その都度切る位置は多少上下にずれるものの、基本、同じところ。

「何回も同じところ開けて、大丈夫なんですか?!」と聞いても、「大丈夫ですよ」と、なんともフツーなご回答。で、確かに大丈夫でした。

また、今回、傷を見てなぜそこまで驚いたかというと、単にその見た目のすごさだけではなく、前回のきれいな傷のイメージがあったからでした。

前回の手術では、傷はおへその横から恥骨まで。結構大きい傷ではあったものの、それはそれは美しく縫ってあったのでした。
この病院では傷を内側から縫うのがスタンダードなんだとか。なので、表面には傷の線がピーッと一本あるだけ。それもたいへんキチッとしているので、数ヶ月したらかなり薄くなっていました。おそらく一年もしたら見えなくなるかも、というくらい。

今回もそれを期待してたらフランケン。しかも、緊急手術なので事前説明のない状態。

な、なぜ……。

しばらくして尋ねてみたら、こういうことでした。

通常は事前に下剤などを使用し、おなかの中の細菌を少なくしてから手術にあたります。しかも、術中もスムーズに事が進むなど、そういうきちんとした条件がそろえば内側から縫うことができるのだとか。ただし、この縫い方は1本の糸を使うので、もしも傷が細菌感染したら全て開けなければならないそうで。

緊急の場合はおなかの中をきれいにできないまま開けるうえ、今回のわたしの場合は腸閉塞が悪化したせいで、すでにハラの中が細菌ハッピーワールド。だから、そんな危ないことはムリ!ムリムリ!!

……というわけで、感染しても開けやすいホッチキスになったようです。

これを抜糸するときがまた、緊張するんですね。
専用の工具っぽいものを使用してパチンパチンとやっていきます。
これまた痛そうな響きですが、マッタク痛くはありませんでした。

というより、身をかがめたジャニーズ先生の頭が目の前にあってキャー、という方が印象深かったという。

イケメン効果。

(「腸閉塞は突然に<其の十四> 人工肛門ケア術習得の巻」に続く)

ストーマパウチ
オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)の必需品!このようなパウチをハラにくっつけているのです パウチの穴に腸がスポッとはまるという単純明快なスグレモノ 
左は皮膚保護シール
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

おなかの傷

マリさん、こんばんは󾭠
毎日のようにコメントする自分にビックリですが、マリさんの完全なファンと化しています(笑)!ここだけです。他の人のブログには全くコメントしてないんです。。と、まずは私のマリさんへの一途さをアピール。

人工肛門も凄いですが、お腹の傷跡もですよね~。私もへそから恥骨にかけて、美しいラインが入っていて、マジで見とれる時があります。デザイン的に、きらいでないライン。。変な人みたいですが。。
こんな分厚い脂肪を割き、それが繋がるなんて医療ってすごい。
でも、私は初入院で何も質問ができない、借りてきた猫状態だったので、今回の記事で、いろいろ謎がとけました。感染のこととか・・。そして
次にお腹を開くことがあっても、一本のままなんですね。
フランケンでも痛くないし・・

とにかく、また次の更新を楽しみにしてます。
マリさんの文章力とかイラストがとっても好きなので、何か仕事でコラボしたいなぁと思ってます🎵

>あう さん

わお〜♡ありがとうございます(//▽//)/

そうなんですよね〜。傷もセンスが表れるんだなあなんて思ったりして。
やっぱり人間が手作業でやっているだけあります。
傷は全然イヤじゃないですね〜。私にとっては勲章みたいなものでもあります。

文章&へなちょこイラスト、気に入っていただけてうれしいです!
今回もイラストにしようかと思ったのですが、照れちゃってやめました!
コラボ〜〜〜。いいですね〜〜!いろいろつながっていけると楽しいな〜〜〜。

NoTitle

こういう生のレポートは本当に貴重だと思います。今は病気になるととりあえずインターネットで情報を集めると思うのですが(私もそうでした)2ちゃんねるとか匿名掲示板の情報はネガティブな情報が多くて、病院に行くのが怖くなってしまいました。大半が当てにならない情報なんです。
傷がホッチキスでざっくり止めてあるなんてびっくりしますが、理由を聞くと納得できます。不安に思ったらちゃんと医師に質問して、自分で勝手に妄想しないこと。積極的に医師と信頼関係を結ぶことが大切だと思いました。でもなんだかお医者さんって忙しそうだから話しかけにくいんですよね・・・。

>ルッコラ さん

そうなんですよね。最近では良くも悪くも、情報がたくさん。
私は最初、ネットを見ることもできませんでしたね。
心が弱っている時は、信憑性がないと分かっていてもおかしな情報が大打撃になってしまうと思いました。

お医者さんとの信頼関係はほんと、大切だと思います。精神的なものが治療の結果を大きく左右すると言ってもいいくらい。
ちょくちょく書いていますが、私の出会った先生方や看護師さんたちは全く忙しさを感じさせないんですよね。人間が優れているのか、よほどの神経だと思います。雑談なんかも混ぜてくれたり、帰ろうとして立ち上がってもひと言追加してくれたり。
そのへんはかなり運がよかったのですが、ある先生で一度ブチ切れそうになった時がありました。でも、命を助けてもらったことは素直に感謝を伝えるべきだと思い、それを話したら、その翌日からガラリと対応が変わりました。途端にソフトで親身になったんです。そこで、これまでは先生も心をガードしているところがあったのだなあと思いました。お互い、人間なのだなと思います。
こうしてルッコラさんにお返事を書いていたら、なかなか良い話かもしれないと思えてきました。またどこかで書くかもです!

NoTitle

最初読んだときは気づかなかったのですが(トロイので)、もしかしたら私の縫合の仕方と同じなのかな?と思いました。
中を糸で縫って、表面の皮膚は接着剤でくっ付けたと聞いています。
マリさんと同じで、縦に1本の細い線があるだけで、術後3年半の現在は、赤い部分は途中の2cmくらいで他は消えています。
マリさんが、消えそうと思われている通りです。
ケロイド体質なのにこんなに目立たずに治ったのは、やはり表面を縫っていないからだと思うんです。
「最近はこの方法が増えてるよ」 と主治医に聞かされたものの、今まで同じ処置をした方が見当たりませんでしたが、もしかしたらマリさんが同じ方なのかもしれませんね。
そして、今がキレイなだけに、今後もし開腹するようなことがあってもまた同じ場所を再利用する可能性が高いと解り安心しました(^^)

>サザン さん

同じだと思います〜〜(^^)/
見た時、え!こんなにキレイなの?!と思ったものです。
すごいですよね。
ただし、かなり順調に治ってきているところでホッチキス留めになってしまったせいか、今はちょっとケロイド状!それも気になるようであれば、削れるそうです。局所麻酔で……(^^;
まずは次の外来で、傷をきれいにするナントカっていうテープをいただこうと思います。
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