腸閉塞は突然に<其の四> 発表!人工肛門です

腸閉塞は突然に<其の四> 発表!人工肛門です

(「腸閉塞は突然に<其の三> 手術」の続き)

術後はICU(集中治療室)に滞在。
これは、この病院では珍しいこと。

通常、この病院では手術後、すかさず病棟へと連行されます。
たいがいの病院はICUで少なくとも一夜の滞在となりますが、ここでは回復室で体の安定を確認したら、即、病棟行き。入院中はたびたび、手術室から帰ってきたばかりの患者さんの血栓予防ポンプや酸素マスクのシュウシュウいう音をカーテン越しに聞いたものです。わたしはいつもお金がかからない4人部屋なので、術後は精神的にきついものがあるのですが、そういう決まりなのでしょうがない。

しかし今回はICU。
それも、存外に広い個室。(ただし、兼・医療廃棄物置き場)
おまけに立派なモニターがズラリ。

そこで思ったのは、もしかして、わたしの状況はヤバイのか?ということ。
それでも、ちょっと特別な待遇なのはありがたい。すぐそこに看護師さんがいてくれるのもすばらしく安心感があります。それに、ベッドにエアマットが敷いてあるのか、いつもよりも寝心地がいい。点滴やら何やらが体中に巻き付いていても、鼻に管が入っていても、そんなに不快ではなく、何度か眠りにつくこともできたのでした。

◇ ◇

時は戻って手術前、ジャニーズ先生に言われていたこと。

ひとつは、
「おなかを開けてみるだけになるかもしれません」

そしてもうひとつは、
「もしかしたら人工肛門にするかもしれません」。

そのときは激痛のさなかにあったこともあり、シノゴノ言っている場合ではなく、ついでに「多分、そんなことにはならないだろ」という、安直すぎる楽観で了承したのでした。

そのときのことが、ICUに横たわるわたしの脳裏に浮かびます。

人工肛門……。
腸の疾病のほか、婦人科系のがんなどでも造設することがあるものです。ハラに穴を開け、そこから腸を出して新たに排泄口を造ります。「これはマジでなりたくないな〜」と、少し前に調べて思っていたのでした。

うん、でもおなかに違和感はない。
看護師さんが時折わたしのおなかをゴソゴソしに来るけど、傷の具合でも見ているのだろう。
やっぱり大丈夫だったんだな。

期待を込めた、半逃避に近い思い。

その後、おそらく早朝であろうという時間、ジャニーズ先生が傍らに登場。深夜からの手術で、終了は午前3時ころであったにも関わらず、やってきた。ほとんど眠っていないのかもしれません。

おつかれさまでした、というあいさつに続いて、淡々と結果発表。

「病名は絞扼性(こうやくせい)イレウス」
「腸がすでに壊死していて、1.8メートル切除」
「破裂寸前で危険な状態だった」
「手術に踏み切ってよかった」

へえへえ、なんだかおおごとだったんだなあ。
なんにせよ、痛くなくしてくれてありがとうございます。

そして極めつけ。

「人工肛門にしました!」

へえへえ、の最後は言葉にならない(へ?!)で終了するのでした。

(「腸閉塞は突然に<其の五> 沈む心と手の温度」に続く)

12月の街と黒猫
ある12月の景色
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

ここで人工肛門、ストーマと出会ったんですね
逃避志向…ありますよね。
そうじゃなきゃいいな、ではなくてそんなわけないし…と根拠もないのに思い込む
そうだったとわかった時のガッカリ感と自分に甘い自分に気がつくという(^^;

立ち直るのも早いんですけどね
単純なんでしょうね、きっと
いや、マリさんじゃないですよ、私です、ワ、タ、シ(^_^;)
  • #271 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2014.08/29 15:59 
  •  ▲EntryTop 

NoTitle

いいいい1.8m~~~破裂寸前!?
年末で人も少なくなる(のかな?)時期でしょうし
見逃されていたらと思うとぞっとしますよ!
本当に対応が早くて良かったです。
しかもジャニーズ///しょうゆかソースかどっちだろう
今はこんな言い方しないのかなwww

前回の記事のあと、絞扼性イレウスについて調べまくった私。
ホントに大変な状態だったんだね。
2メートル近くも腸を切っちゃったんだ。。。
人工肛門、私もそれ嫌で患ったのが大腸がんじゃなくて良かったと思ったこともあったけど、イレウスでそうなることもあるんだよね。やっぱり暴飲暴食はやめなきゃな。。。
(((^_^;)

>ちっくたっくぼんぼん さん

とうとうストーマ登場です(^^)
この時点ではまだ登場した事実だけで、お知り合いにはなっていないのですが〜。

さすがぼんぼんさん、逃避を分かってますね〜!
そのとーりです!
そして、私も単純です!

>pusu さん

そんなに腸切って大丈夫なのか?!という感じですが、もう死んでる腸ですしね〜(^^;
で、いま元気なので、体ってそれなりに対応するんだなあと思いました。
ほんと、ジャニーズがいなかったら死んでましたね。また今度書くつもりですが、破裂したら一瞬で死ぬそうです。

せんせ〜はしょうゆかな〜。キリッとした感じ♡
ERではキラキラしてましたね〜。
あと、いつもナイキはいてる。

>nami さん

おおっ!さすがですね。
腸閉塞にそんなイロイロあると思いませんでしたよ〜。姉には、赤ちゃんがなるものでしょ??と言われたりして。ついでに、まさかここまですごいことになるなんて、なんなんだ?!?!というところです(>▽<)/
でも、イレウスから人工肛門までなる人は少数みたいです。普通はめったにならないハズ。
これはホント、運です!
で、悪い運だったかというと、全然そんなことないんですよ〜〜。

みっこ

1.8メートル!!?
破裂寸前!!?
破裂したら一瞬で死ぬ!!?

そんなに切ったんですね(涙目)
破裂前に手術できて本当によかったです。

いよいよストーマの登場ですね。
突然のことですからね、理解するのも受け止めるのもそうそう簡単には。。。

NoTitle

ひょえ~(@_@)
だって、だって、その直前までカフェでお洒落なランチして、けっこうな距離のお散歩もされてますよね!
そのときすでに腸には壊死したところがあったってことでしょ?
それまで、普通にうんちは出てたんですか?
切ったところは大腸ですか? 小腸ですか?
疑問点がいっぱいです^^;

まさに「腸閉塞は突然に」・・・  いや、突然すぎです!!!

でも、こうして過去の話として聞けてよかったです。

>みっこ さん

ストーマ登場ですよ〜!

命の危険があった、と言われたときは全く実感がわかなかったのですが、切った長さを聞いたときはビビリましたね。そして人工肛門で撃沈。

なかなかナイ体験ですね〜。

あ、みっこさんの「メッセージBOX」にメッセージを入れたのですが、ご覧になっていただけました??

>サザン さん

そーなんです。
それまではかなりルンルン気分だったんです。いい年末だな〜なんて。

癒着でできた輪っかみたいなところに腸が入り込んでしまったのですが、多分痛くなるまでは入っていなかったか、入っていても余裕があったのかもしれません。
本当にいきなりそういうことになるんだそうですよ〜〜〜(><;で、キュッとしまったら数時間で壊死するという……。そのあたりはまた書きますね〜。

あと、大はその朝はしっかり!切ったのは小腸です!(^▽^)/
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