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人のつながりと経験が指すもの

人のつながりと経験が指すもの

『「緩和ケア」というと、あとは死を待つだけの人が受けるという印象がありますが、本当は治療と並行して受けてもらいたいんです』

と、前回の記事「通院日、感情の波をいく<其のニ>」で登場した緩和ケア認定看護師・エムさんは言っておられました。
そうすることで、病気の治療をしながらも充実した生活を送ってもらいたい、とのこと。しかし実際は「緩和ケア」に対するイメージの壁が厚く、なかなか目的が果たされていないようです。実はとても話がしやすいということは、わたしも訪れてみて初めて知ったことでした。

それに、手助けをしてくれる、アツイ思いを持った人たちがいること、
日々進歩する医療のこと、
病気になったからといって、楽しいことがないわけではないこと、

緩和ケアのような具体的なことも、病人や障害者の心理的なことも、知られていないことが本当に多い!

……と、いうことで、ある計画を思いつきました。

それがエムさんとのお話から数日経った今でも熱を持ったまま頭の中を巡っている構想で、わたしのライフワークになるのではないかと思っているものです。

そうやって考えているうち、それに手を貸してくれそうだという人が続々と浮かんでくるのでした。

そういえば、あの人も手伝うことがあったら言ってと、そしてこの人もあれやこれややるよ!と言ってくれたことを思い出しました。いろいろな療養グッズを製作していることをFacebookに載せたときも、かわいい生地を見つけて送ってくれる人がいたり。それぞれ全く違う場面で自発的にそうしてくれていたのでした。

そのときは、そういう気持ちがうれしいな、とだけ思っていましたが、思い返せばそんなすてきな人たちが周りにはたくさんいました。考えれば考えるほど、芋づる式でバンバン思い出していきます。頭の中で人のつながりが広がっていくのでした。

よく見れば、その中には変わった職業や特技、高い志しを持った人が大勢いる。しかもなぜか、人間の浅い人はいません。親しくなっているのは人としての深みや思いやりのある人たちばかりです。今までの人生で、本当にいい人たちに出会ってきていたのだなあと改めてありがたくなりました。

そして、わたし自身ができることについても考えてみるのでした。
そういえば、これはこんな風に役に立つ、あれはこれに使ったらおもしろいに違いない、といった具合にさらにアイデアが浮かんできました。それまで直接つながるとは思えなかったことを、ひとつの目的のために集結させることができるかもしれない、と思いました。

わたしは結構多趣味で、興味がウニの針のように多方面に向きつつ生きてきたのですが、その核になっている「自分」は、かなり大まかに一方向を向いて転がっていたのだと思います。今まで培ってきた(というか、好きでやってただけの)ものごとや経験の多くが、これからやろうと思っていることに役に立っていきそうな気がしました。
自分に力を貸してくれるだろうという人たちを大勢思いつくのと同様、自分自身の持つものも、わたしのこれからに力を貸してくれる気がしたのでした。

おそらく、だれもがそうなのだと思います。

一見関係ないと思われるようなものたちは、「自分」という軸でつながっているものです。
「こんな人になれるといいなあ」のような漠然としながらも理想的なものを心の中に持っていれば、その磁石を知らずにぶら下げて歩いているようなものです。気付けばそこにたくさんの人や知識がくっついています。病気のような、それだけで見ればあまりうれしくない経験から得られるものもそのひとつかもしれません。その磁石に反応するものは、どんどんくっついていきます。
その結びつきがゆるいものであれば、勝手に外れてどこかに行っているし、逆にしっかりくっついているものはそのぶん自分に重要なものといえます。それが人であれば、相手にとっても自分は重要なものかもしれません。

そうやってただくっついているだけで、それぞれなんのつながりも無さそうに見える物事が、突然ひとつのものを指す瞬間があります。それは今日くるかもしれないし、10年後かもしれない。

漠然とでも目的なんかがあれば、それは見えやすいかもしれません。
しかし、一番大切なのは何か特別なことではなく、「こんな人ってすてきだよな」という「理想」だと思います。人に対する見栄や嘘から生み出される理想ではなく、自分自身で純粋にいいなと思える気持ちです。それを持っていようとすることが、知らぬ間に、より強固に磁石にくっついていくものを呼び、自分の力になっていくのではないかと思うのです。
そうしているうち、それらが何かの形として現れるかもしれません。

今回、わたしの持つものが一点を指すきっかけとなったのは、がんという病気でした。
何が将来に役に立ち、何が道を指し示すことになるか、分からないものです。これからの人生でどんなことが起こるか想像もできませんが、自分自身が得ていくことも、人と出会うことも、その先の新しいかたちを作る要素になっていくのだろうと思います。

秋のかたち
紅く色づいた木々と、斜めに差す光と、ひやりとした空気が秋を作り出すように、自分自身の中にあるものたちは何を生み出してくれるでしょうか
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

マリさんは人を惹き付ける何かを持ってるのでは、と察します
明るさだったり前向きだったり挑戦的だったり活動的だったり協調性があったり
そういうマリさん(私が勝手に思ってるだけだけど^^;)がやりたい事を見つけたなら周りの人は協力を惜しまないでしょうね

誰かのために活動するって(多分そういうことだよね?)やってみたくてもなかなか一歩が出ないけどマリさんはできる人だと思う
やりたい事が何なのか知りたいところだけど、うまくいく事を願って焦らず報告を待ってます

しかし人との出会いは宝物だね
大事にしなきゃ、だね
  • #223 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2014.08/14 22:47 
  •  ▲EntryTop 

>ちっくたっくぼんぼん さん

わー、とってもすてきに思ってくれて、ありがとうございます(>▽<)ノ
うれしいです〜〜〜!

やりたいこと、はっきり発表できないのは、言ってしまうと何かが不安になるような、ダメになっちゃうような気がするからなのです。自分のためにまだ言えないという(-▽-)b
でも、うまくいったらだれもがハッピーになるような思いつきです。思いつきで、ここまで夢が広がってしまうのは初めてかも。いい報告ができるようにファイトー自分!

すべては助けれくれる人がいて、体験や思いを発信してくれる人がいるからだと思います。
ほんと、出会いってすばらし〜ですね〜(^^)/

NoTitle

緩和ケアは、やっとここ数年で一般的にもだいぶ認識が変わったのでしょうが
終末期のいたみの緩和というイメージが強いかもしれないですね。
緩和は、がんと言われた瞬間から介入すべき分野だと思っていますが
やっとここ何年かでカタチになってきたのでしょう。全国的にはまだまだ。

同じ志の人々が集まれば、きっとすてきななにかになるはず!!
マリさんがこれまで経験してきた趣味やお仕事など、まるでこのときの
ためにあったのかもしれませんね(^0^)/
くーーーっ。お近くなら、ぜひぜひ協力申し出たいところです!
応援していますね♪

>ゆるり さん

がん支援自体、発展してきたのはここ最近ですもんね。
そう考えると相当急激に変わってきてるかもですね。
変えようと思ってくれる人が大勢いるのはうれしいです(^^)

応援、ありがとうございます〜(^▽^)/
なんとなくでも一方向を向いていれば、それに近くなっていくのかなと感じました。
がんばりまーす!
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