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人生観が変わるということ

人生観が変わるということ

思いがけない状況を目の当たりにすると人生観が変わるというのはよく聞く話です。
しかし、実際にそれを感じたことのある人は、そう多くないのではないかと思います。
わたしも言葉として知っているだけで、理解したことはありませんでした。

それを、病気をしたことで勝手に心が理解をしたようです。

実をいうと、病気がわたしにそこまで変化をもたらしているとは思っていませんでした。というのも、たしかに病気自体はたいへんなことだったのですが、思い出すのはいい場面が多いからです。
これまでもちょくちょく書いていたように、新しく出会ったり、そばにいてくれたりしたのがすばらしい人たちばかりだったからかもしれません。それに、いろいろな衝撃が次から次に襲ってきた割には、毎回立ち直りが早かったのです。

しかし、ふと気がつくと、病気発覚以前と今では、自分の中で何かが変わっているのを感じるのでした。

それが最初は漠然としていたのですが、徐々に言葉になってきました。
どうも、価値観が変化したようです。

これまでの人生で、あれもこれもと両腕に抱え込んでいたものの多くは無用だったと、頭ではなく、心が判断・選別をしていたのでした。

それを分かりやすく表現すると、こんな感じでしょうか。

『突然、命からがら逃げ出さなければならない状況に陥ったとき、3つだけ持っていけるとしたら、何を持っていくか』

命をかけた状況では本当に必要なもの以外はリストから自動的に排除されます。それが究極な状態であればあるほど、生命維持に必要なものだけキチンと確保できれば生きていけると思うのではないでしょうか。

「人生観が変わる」というのは、そういった選択を心理的に行うことではないかと思います。
「持っていける3つのもの」は物質ではなく、精神的なものです。

そのようにいらないものを排除し、整理をつけることで、心を心理的な危機から守っているのではないかと思います。

12月の緊急手術後、医師からおなかにストーマ(人工肛門)を造ったと告げられたときは、未だかつて経験したことのない落ち込み具合でした。それからスーパー短期間でいきなり立ち直ったのですが、そのとき、この心の整理が完了したのだと思います。

本当に必要ではないものを捨て去るのは、余分な執着をなくすことです。そうすることで今置かれた状況の中で、心が「生きていける」と感じられる状態を作ったのではないかと思います。そう考えると「人生観が変わる」というのは、脳が自動的に行う、ショックから精神を防御する機能なのかもしれないと思うのでした。

そうやって立ち直った以降、世の中で騒がれているものの多くが、ひどく世俗的に感じられるようになりました。

必要でない執着をなくすということは、煩悩をなくすということかもしれません。
動物に近くなるというのでしょうか。
人間以外の生物はたいていの場合、病気だろうが体に障害が残っていようがクヨクヨなどせず、しっかりと生きていきます。

人間は持っていたいと思うものがたくさんあります。
人として生きているうちに、それがどんどん増えていきます。
しかし、実は本当に大切なものはそう多くはないのです。

光と影と蝶
あるのは光と影と蝶だけ。それだけでも一枚の絵になります。
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

NoTitle

こんにちは~
私、入院が近づいた頃、かなり服を捨てたんです。
心の整理的な行動だったのかなあ。謎。
終活ブームとか良く聞きますが、人生の終わりを意識した時
何かが変わるのは確かなようですね。
明日死んでも良いようにとは、なかなかいかないけど
何が大事か、いつも自分の中で答えを持っていたいなあ~と思います。


>pusu さん

どうも〜!
入院前に服捨てたんですね。なにか、さっぱりしたかったのでしょうか。
私は防虫剤と乾燥剤を大量に配置しました。一人暮らしなもんで…(^^;)

昔はお墓を生きているうちに買うと長生きするとかなんとか言いましたよね。
おまじないのような、希望的なものですよね。
それが最近は終活なんですね。現実から目をそらさないようになってきてるんでしょうか。
それとも、昔の人も個々ではやっていたのかな〜?

私は気持ちの中で「これはいらないな」というのは分かってきましたが、「これが大事」はまだ漠然としています。それが今後の課題ですね〜。

NoTitle

自然と価値観が変わりましたね~。
以前は、悩んだであろうことが、たいしたことじゃなく感じたり。
あと、本能的な感覚や直感を大事にするようにもなりました。

初詣で、願ったのは「健康と家族や友人のしあわせ」でした。
そんな自分の変化に感心しました。いい人になったみたいで(笑)。
前は「宝くじが当たって仕事やめられますように」とか、かなり
俗世的で煩悩まみれ-。

しかし元気になってくると「アレ欲しいな♡」とかまたまた欲・・・。

>ゆるり さん

ゆるりさん、ぜったいいい人になってますよ!(笑)

時が過ぎると忘れちゃう感情ってありますよね。
私も治療が落ち着いてから情熱キープできるかがちょっと心配です。
せっかくの経験が、ま、いっか、になってしまうのがもったいないな〜と。

こんにちは

マリさんのブログは
読んでて、そうだよね~、うんうん。ってほんと思います。
あたしも、がんになってなかったら気付かないこといっぱいありますもん。
当たり前が ほんとは 一番ありがたい って
誰かさんも言ってますよね。
ほんとにいろいろな当たり前が
どんなに幸せなことかありがたいことか痛感しました。
でも・・・
確かに元気になるとまた欲張ってしまって~(^-^;
ダメですね~(^-^;

>kikako さん

ありがとうございま〜す(^^)
kikakoさんも同じ道を歩いてますね〜。
いろいろ、いつもそこにあったのに、当たり前すぎて見えていませんでした。それが一番大事だったりするのに。まだそういうものがあるかもしれませんね。これからは注意して見ていこうと思います!

人間の欲ってふしぎです。
欲深になればなるほど、元気になった証拠でしょうか(^^;
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