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人と人が与えられるもの

人と人が与えられるもの

人は人と関わり合い、与え合って生きているのだなと思うことがありました。

先日、身内の方が病気になったブロガーさんがわたしのブログを訪れてくれました。そして「励まされた」と言ってくださいました。

そう言ってもらえるのは本当にうれしい。
これまで書いてきたことも、さらには病気になったことも、ちゃんと正しい道が続いていたと感じます。
逆に、わたしの方が力強いものを与えられたような気がしました。

そこから、ある看護師さん(Kさん)との会話を思い出しました。

Kさんは“WOC(ウォック)ナース”と呼ばれる、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)などの専門知識を持った認定看護師さんで、わたしも大変お世話になった方です。退院後は外来で定期的に診ていただきました。

そのKさんがこんな話をされていました。

『ストーマを増設した直後の患者さんは、多くの場合、暗闇を生きていきます。しばらくして、その患者さんが「ストーマを造ったけど、悪くない人生だよ」と言ってくれたときは涙が出るほどうれしいのです』。

通常、元気をもらう立場の患者でも、逆に感動を与えることがあるのですね。
もしも「悪くない人生だよ」と言った患者さんがその話を聞いたら、やはりうれしいだろうと思います。さらに楽しい人生にしていきたいと思うかもしれません。

そしてそれを聞いたわたしも、Kさんの本気で患者と向き合っている気持ちと、その患者さんが人生を取り戻せたことに心があたたかくなりました。

元気を与えて、与えられて、また与えて、そして波及していく。

そうやって人と人の間をループし、まわりにいる人にも連鎖していきます。
手をつなぎ合ってお互いの温度を感じるかのように、じんわりと、そして深くまで伝わっていくのです。

人のあたたかみは大きな力となります。
それが元々、人の中に備わっているとは、なんてすばらしいことだろう。



また、アメリカにこういった話があります。

アメリカとカナダの一部には「アーミッシュ」と呼ばれる人々がいます。
彼らはキリストの教えを堅く守り、農耕を中心として生活しています。俗社会とは一線を引いた18世紀ころと変わらない生き方をしていて、電気の使用や車の所有をしないといいます。(ウェブサイトによっては「宗教団体」のように書かれているものもありますが、単に信仰の厚い人々です)

そのアーミッシュには「赦し(ゆるし)」という考え方があります。
信仰からくる、彼らの心に深く根付いたものです。

あるアーミッシュの女性が、一般の少年が起こした自動車事故に巻き込まれて亡くなりました。
その女性の家族の悲しみはわたしたちと同じです。
しかし、彼らは事故を起こした少年をすぐに赦しました。謝罪に訪れた少年を抱擁で迎えたという。
叱責を覚悟していた少年は驚き、そしてどんなに救われたかとても言い尽くせない、と語ったそうです。
それ以降、彼らの交流は続き、やがて少年は牧師になりました。宣教師として海外に赴任する際には、亡くなった女性の家族は経済的支援までしたのだとか。

少年は後日、「悲劇をさまざまなやり方で前向きに転換できたのは、アーミッシュの赦しのおかげだった」と回想したそうです。また、これはわたしの想像ですが、女性の家族も必然的に憎しみにむしばまれて生きることから解放されたのではないかと思います。

世の中には憎しみの連鎖が多く存在します。
「人」として、それは当然の感情と言えるかもしれません。
しかし同時に、「人」の中には心を与え合う力があることを覚えておきたいと思います。

参考:
ブログ「終わりにしなくちゃ(キリギリスの意地)
「アーミッシュの赦し」 ドナルド・B・クレイビルほか著/亜紀書房
「アーミッシュ」堤純子著/未知谷
白い花
一緒に咲くからこそ美しく見える花もあります
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

人に与えられて、人に与える
赦す

難しい、非常に難しい
わかっていてもなかなかできない

でも癌という病がいずれそういった私を引き出してくれるかも
マリさんの文を読んでそんな気がしたんだよね
  • #150 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2014.07/17 23:49 
  •  ▲EntryTop 

>ちっくたっくぼんぼん さん

赦すのはむずかしいですね。
私は小さいことですぐキーとなってしまいます。
そうできる人を見て、人間にはそうできるだけのものはあるんだなーと心に刻んでいる次第です。

でもぼんぼんさんはもういっぱい与えてますよ。
ぼんぼんさんのブログはわたしの楽しみのひとつになってますもん。
なんだか落ち着くんですよね。(^_^)

NoTitle

赦しとは・・・なかなか実生活では難しいですね。
でも、前よりは何となくその赦し赦されること、というのが
少しかもだけど理解できた気がします。
今までがあまりにあんまりだったからか(笑)?

色々なひとがいるし、必ずしも自分にとってやさしいひとばかりじゃないかも
しれない。嫌なひとだっている。
だけど、自分にとってやさしいひとじゃなくても、他の誰かにとってやさしいひとで
あるのなら、それでいいやと思えるようになりました。
諦めとは違うんですが・・・。

必ずしも毎日前向きに元気ではいられないけれど、少しでも元気であられるときに
誰かの役に立ち、誰かに元気と勇気を与えられるような生き方をしたいと思います。

マリさんの記事、読破しました!
いや~。なんか、おこがましいけど感覚が似ていらっしゃる気がしました。
うなずきながら、読ませてもらいました。
マリさんはとてもすてきな方ですね。これからも楽しみにしています!!

>ゆるり さん

どうしてもよくない感情が先走るのが人間ですよねえ。
でも自分の安らぎのためにも赦せるようになりたいものです。

誰かにとってやさしい人…、そうですね。
みんなどこかにそういう心はあるのでしょうね。
そう信じておくだけでも、人を見る目が変わる気がします。

読破〜!すごーい。ありがとうございます(^o^)/
そうでしょう、似てるでしょう。パラレルワールドかなと思っちゃうくらい。
すてきなんて言ってくれてありがとうございます(///∇//)。うれしいです〜〜。
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