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ガンを公表したとき

ガンを公表したとき

以前、「“教科書にない”入院持ち物リスト(1)」の中で、日記を書きたくなる人がいる、と書きました。
実は、わたしも例に漏れずそのひとり。特殊な状況の中にいるからか、単にじっとしている時間が長いからか、過去に一度も日記成功例がなかったわたしでも未だに続いています。良さが分かったら罠にはまったも同然。今はもう、ノートとペンは手放せない存在です。

で、その日記を読み返したところ、ガンであることを公表するか否かでずいぶん長い間迷ったことが書かれていました。

まず、その日記について言っておくと、自分で書いたものながら、ガン患者らしからぬ面白い出来。そしてイラスト入りでカラフル。なんだか楽しそうな風体の日記なのでした。

そんな具合で悩みもサッパリとした色調なのではありますが、ガン公表については実に2ヶ月間にわたり、4回も書いておりました。最終的にFacebookにアップしたのは、すでに治療も終盤になってから。5回目の抗がん剤投与のときでした。

なぜそんなに迷ったかというと、まわりの反応が怖かったから。特にFacebookのような直接伝えられないものだと、反応が見えないのもコワイ。何か言ってくれればまだいいものの、何も言わずにただ引かれたり、哀れまれたりするのはいたたまれない。特に子宮という、女性である一番の証のような臓器の病気だったことも、それに対する世間の知識が少ないことを知っているのもコワさに拍車をかけます。

今では屁とも思わない(下品)ことでも、非常に繊細になっている心にはとてもキビシイ。まるでやけどを負った皮膚のようで、普通ならなんなく受け流せることも深い痛みになることもあるものです。

そんなに悩んでまで公表する必要があるのか、というと、これはもう自分なりの正義というしかない。
身近な人ががんになったと知ることで、他人事ではないという意識を少しでも持ってもらいたいという希望と、見えないガンの存在を知ってもらいたかったから。それに、公表することで、これからの自分のためにも何か役に立つ気がしたからでした。

書いては「投稿」を押すのをためらい、書いてはためらいを繰り返し、ようやく決心したのは、病名を伝えていない友人からの度重なる優しいメッセージがあったから。まだ1〜2度しか会ったことがない人たちなのに、無条件に優しい。ふと、その気持ちに応えようと思ったのでした。
「病名はなんだ」と聞かれたことはありませんが、ほどよい距離を置いて見守ってくれていると感じると、そういう気持ちになるものなんですね。

結果、みなさんの反応は、それはそれはすてきなものでした。考えもしないような、あたたかい言葉が並んでいて。公表したあとの、10月29日の日記には、「そこにいないのに、温度を感じる」と書いていました。人の心というのは、本当にいいものです。それを感じられただけでも、病気になった甲斐があったというもの。

余談ですが、人間以外の動物が、たとえ野生動物であっても人に対して心を開くことがあります。それは、こういったあたたかみを人間の中に見るからではないかと思います。
桜の咲くころ
やわらかい花びらは、ふわりと地面を覆います
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
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~ Comment ~

NoTitle

すごーく分かります。私もブログの公開ボタン押すのためらったり、心の内面を吐き出したような記事は1ヶ月以上下書きのままとか、ざらです^^;まあハンドルネームでの公開なので「身ばれ」は一部の人間のみですが。かつては不治の病とされてきた為に癌であることを隠す習慣になっているのかなあとも思います。本人がなってみると、病気だろうが癌だろうが私は私!という気持ちでわりと堂々としています。けしからん癌患者ですwww
写真、子供の頃の目線を思い出します。花びら綺麗!と、ケースにせっせと集めて帰って、家で見たら全~部茶色くなってショックだった=!写真に撮ったほうが残せますね!思い出すきっかけは写真がくれます。

>pusu さん

そうなんですよね。世間の「恐怖の対象」のようなイメージが根強くあるのがよろしくないですね。
自分よりもまわりがショックを受けるので、対面で言うときもすごく気を遣いました。その方が疲れちゃったりして。
堂々、いいですね!わたしもたぶん、けしからん患者です。
写真はいかにそのときの感情に合った撮り方ができるかがポイントですね。ピッタリ合っていると、手で触った感触まで思い出します。このときのことで思い出すのは、ふわふわした風と、アスファルトのじゃりっとした感触です(笑)
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