スポンサーサイト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
         
シケた帰宅騒動  ←シケた帰宅騒動 【--年--月】の更新記事一覧 →命の問題  命の問題
  • Edit
  • TB(-)|
  • CO(-) 
 
 

マリさん vs. 副作用 <其の三:副作用始動!>

マリさん vs. 副作用 <其の三:副作用始動!>

マリさん vs. 副作用 <其の一>
マリさん vs. 副作用 <其の二:治験> の続き

9度目の退院、そしてコソドロ騒動にも一段落ついたので、「抗がん剤副作用」のお話に戻ります。ちなみに“入院中空き巣対策”についてはまた別の機会にまとめようと思います。入院予定のある方もない方も、乞うご期待。

以前書いた通り、抗がん剤の副作用は使う薬によって違います。ですが、1点共通するのは一般に怖れられている肉体的に辛い副作用は「必ず数日で治まる」ということ。これは心理的にかなり大きい利点。その時体がたいへんでも、耐えていさえすれば、投与後5日から1週間程度で治まると分かっているのです。いつ治るのかも分からない苦痛には恐怖が付きまといます。期間限定と思うだけで、どれほど楽なことか。

今回は、そんな投与後1週間以内におこる副作用のお話です。



抗がん剤、TC(タキソール/カルボプラチン)療法の点滴から2日間ほど、静かに時は流れます。

海賊級の豪傑集団(薬)が体中を駆け巡っているものの、それは頭の中で分かっているだけで、体に変化がないのです。でもそれは、嵐の前の静けさといった面持ち。
数日後に始まる戦いに備えて体力は温存しておきます。できるだけ、心も体も穏やかにすごすよう、心がけるという。俗世界から一歩下がって沈黙する、まるで修道女のような落ち着きよう。ちょっと大げさに言うと、いずれやってくる襲撃を、古びた教会の中でじっと待つ心境。古い戦争映画みたい。

そして時が来ると始まるピリピリ感。TC療法名物、筋肉痛です。

筋肉痛とはいえ、運動した後のような爽快なものではありません。おなかの表面や内部がチクリときたり、つま先1本1本の爪をグイグイされる感じであったり、腕や足の骨がきしむような感覚です。人によっては肩や背中などの筋肉が痛み、ひどい場合は歩けないほどのこともあるとか。わたしはそこまでにはほど遠い程度で、6度の副作用とも普通にスイスイ歩いていました。本当に人によるのですね。

それにしても、“筋肉痛”という名前が付いていながら筋肉が増強されることはないというのが理不尽極まりない。ちょっとくらいサービスがあってもいいものを。

そんなことをブツクサ言っているところで“倦怠感”追加。いわゆる、だるさです。だいたい投与後4日目ころ、筋肉痛が治まるか、治まらないかというところで始まります。これまた人によるかと思いますが、わたしはTC療法でこれが一番きつかったですね。

“だるい”というのは曖昧な表現で、非常に想像しにくい。わたし自身、お医者さんに「だるさが出ます」と言われても、フーン、としか反応できませんでした。
もちろん、かったるいとか、仕事が面倒くさいとかいうダルさではありません。なかなか表現が難しいですが、“吐き気がない気分の悪さ”といった具合でしょうか。頭や肩や背中に、ずっしり重たいものが体の外にも内にも心の中にもあるような。それも石のようなものではなく、汚泥みたいなもの。

それが来ると、2日間は口をきかず、ベッドの上で背をななめによりかけて、ただただジッと時が過ぎるのを待つのでした。この期間はほとんど食べられないこともあるので、とにかく温存した体力が勝負のカギ(と、思っている)。あとはウィダーinゼリーとスポーツドリンクで、少しでも体にエネルギーを与えます。
それでもやり過ごせば消えると分かっているので、ただ待つのみ。

そんなこんなで気分が優れなくても、やらなければならないこと。
それは、マッサージ。

手術の際、骨盤内のリンパ節を全て取ってしまい、足につながるリンパ管も切っているので、足にたまる水分を手で流さなければなりません。ゾウの足にならないためにマッサージは欠かせないのです。ついでに靴ずれ程度の傷も許されません。それも一生!

副作用のときは転がりながらでもマッサージができたので良かったのですが、事故などでできなくなったらどうなるんだろう、と不安になったものです。まあそんなことも無いでしょう、などと油断していたら案の定、緊急手術に遭遇。しかもダブル。でも、何とかなりました。というか、勝手になんとかなってました。

だるさが消えてくれば、今回の副作用大会(L)は終了。消耗した体力を取り戻すまでもうしばらく時間がかかりますが、とりあえずは一件落着。終わってしまえば、たいへんだったよなあ、という記憶しか残っておらず、この程度ならあと5回イケるなと思うのでした。

投与後6〜7日目あたりにはお散歩開始。体力低下で歩行速度はミミズ並み。カートを押しながら歩くおばあさんに追い抜かれる始末。この抜き返しができれば回復完了と言えるでしょう。ニヤリ。

ちなみに副作用大会(M)は約3週間後に始まる脱毛、(S)は手足の先のしびれです。そのあたりはまた今度。

(「vs. 副作用<其の四:ぬけげで思う>」に続く)
波紋
久しぶりに外を歩くと、すべてが輝いて見えます
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
         
シケた帰宅騒動  ←シケた帰宅騒動 【2014年06月】の更新記事一覧 →命の問題  命の問題
 

~ Comment ~

風景写真、いつも思うけど感動するくらいキレイ
今日も感動をありがとう(^^)

副作用に耐える姿が目に浮かびます
期間限定と云えども辛いのは辛いよね
開放された時の晴れやかな気分、なんかわかる(^^)
  • #81 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2014.06/13 22:59 
  •  ▲EntryTop 

>ちっくたっくぼんぼん さん

おはようございます!今日も気持ちのいい日ですね。
写真の感想をありがとうございます。そう言っていただけるとほんとにほんとに嬉しいです!

副作用、くり返すうちにだんだん対処法が分かってきました。それでも打った翌日にひとりで沖縄なんて、とても人間ワザとは思えませんが(^^)
終わると、今回もやってやった!みたいな気もしました。勝ち負けじゃないのに勝ったみたい。
  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。