サラバ病棟

サラバ病棟

実は、昨日退院しておりました。
なんだかんだ、ご報告が遅れて申し訳ありません。ちょっとしたハップニングがございました。

昨日、入院最終日は朝から少し落ち着かない心持ち。
1年をかけて入退院をしたこの病棟に、おそらくはもう患者として訪れることはないのだろうなという予感がしていました。昨年の11月末にも、「これで最後だなあ、感慨深いなあ」と思ったものですが、結局わずかひと月後には急患として舞い戻るという。

でも多分、今回は本当に最後です。

この1年で仲良くなった看護師さんや、お掃除の方や、病棟や、全ベッドを制覇した410号室や、しばらくの間わたしの場所であったベッドや、廊下や、洗面台や、シャワールームや、カラカラ音のする点滴棒や、東の窓から差す朝日など、11月の時にも増して、すべてが懐かしく感じるのです。

もう、来る事がないという、予感だと思います。

それだけ別れ難いのは、やはりここがとてもいい病院で、すてきな人たちに囲まれていたからでしょう。おかげで、病気であっても、いい1年だったと思います。



朝の回診後、せっかくだからこの1年で一度も訪れた事のない5、6、7階に行ってみよう!ということになりました。

上ってみて思った事は、自分のいた4階からの眺めが一番だということ。高くなれば遠くまで見渡せていいだろうなと思ったら、案外そうでもなく。4階を間近に走る電車やそれを取り囲む風景がうまく調和しているような気がしました。

そしてウロウロ歩き回ってみる6階。5階と7階はチラリと覗いただけでしたが、なぜか、6階だけはウロウロしてみたくなったのでした。4階と同じ造りだけど、なんとなく雰囲気が違うな、とか思いながら廊下を進みます。そこで出た突き当たり。目の前にはなんと、666号室。

日本人にはあまり馴染みはありませんが、キリスト教では666は悪魔の数字。思わずプーっと吹き出してしまいました。

409号室はあるし、666号室まであった。
相変わらず、おもしろい病院。ちなみに、以前わたしがオバケさんのご訪問を受けたのは409号室。気にはしないけど、関係があると思えない事もない。(「オバケ?!夜の病棟」)

また、7階では病棟案内板にいろいろな科の名前に混ざって“膠原病(こうげんびょう)”を発見。いわゆる、難病のひとつです。それを提示するほど患者さんがいるんですね。医学は進歩していくけれど、難しい病気の患者さんも増えていること、それに耐えている人が多くいることに心が痛くなります。

その後、ベッドに戻り、自室を満喫。寂しいので退院時間が近付くまで荷物をまとめもせず、ただ、ぼ〜〜っと、しかしシミジミとして過ごすのでした。

いつまでいるんだ、というほど粘りに粘って、夜勤の看護師さんがやってくる15時過ぎまで滞在。お迎えも到着。ようやく重い腰を上げて、できるだけ多くの看護師さんに挨拶をし、外来のときにちょくちょく立ち寄りますと迷惑な宣言をして帰路に着いたのでした。

ほんとに、ほんとに、お世話になりました!



そして到着したマイ・おうち。
そこでのハプニングはまた次回!

早朝の病棟
早朝の病棟 
手前から2つ目が410号室 点滴棒を押しながら、この廊下を何度歩いたことだろう
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]
スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
 

~ Comment ~

退院おめでとうございます(^^)
戻らない予感、そういうのって不思議に当たるよね
無理しないでくださいね

666…
オーメンという昔のホラー映画を思い出しましたよ(-.-)


  • #65 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2014.06/06 22:23 
  •  ▲EntryTop 

マリちゃん、退院おめでとうございます♪

一年間入退院を繰り返し、病棟も第2の我が家のような感じになっちゃったんだね。
なんだか寂しく感じるのもわかる気がするな。特にスタッフが良い病院ほど離れがたいよね。
もう、病気とは縁を切って未来へ進まなきゃ。きっと病気で色々失った分、嬉しいこと楽しいこともいっぱいだよ。

因みに文中にもありましたが…私の姉は膠原病なの。治す術がないってホントに辛いだろうに。。。対症療法でもいいから一日も早く良い治療法が見つかって欲しいです。

健康万歳!!\(^o^)/

NoTitle

木口さん、ご退院おめでとうございます♪

術後の経過はいかがですか?
閉鎖後の生活はマイペースで復帰なさってくださいね。

名残惜しいほどいい入院生活でよかったです!
もう来ないという予感はきっと本当だと思います。

私の手術は年内を予定しています。
ちなみに造設した時期は木口さんと一緒です。奇遇ですね^^

>ちっくたっくぼんぼん さん

ありがとうございます!
そうですね、直感ってやつです。でもほんと、切ないです〜。

オーメンはまさに666を日本に広めた立役者ですね。子供心にジワーっとした気味悪さを感じたものです。最近のホラーよりも、日本の怪談に近いオカルト的な雰囲気でした。もう、見たくありません(笑)

>nami さん

ありがとうございます!
治療に関わってくれる方々はホント、みんな当たりでした。いろいろと学ばせていただきました。
改めて、体験って大事だなと思います。

お姉様、膠原病なんですね…。身近にいらっしゃるとは!
凄まじい勢いで生存率が上がっていると聞きました。研究者がそれだけ熱心に取り組んでいるのだと思います。きっとすぐに良い治療法が開発されますよ!

ほんと、健康万歳ですね!!

>みっこ さん

ありがとうございます!

傷は朝と夕方で見た目が違うほど急速に回復しています。人間も動物らしい機能がきちんと働いているんですね。ストーマがあったところは今では直径1cmほどの傷があるだけです。ここにあったんだなあ、と懐かしく思ったりして。今はおなかの中で奮闘してくれているようです。

造設時期、一緒だったんですね!ほんと、奇遇!!
では、離れていながら、同じような日々の新体験を、同じ時期に共有していたんですね。なんだか不思議です。

しかし、たった半年の間にあれだけのブログが書けるなんてスゴイです。更新、楽しみにしてます(^^)

勘違いしてました(汗)

木口さん再コメ失礼します。

>たった半年…

コメ返のくだりであれ?と気づきました。
私が造設したのは2012年12月でした。
大きく勘違いして失礼いたしました。
自分の手術時期を間違えるなんてねぇ…(汗々)
ブログはまだしばらく細々マイペースに続けてまいります。

>みっこ さん

では、1年違いですね!
言い方を変えて、同じ季節を同じように体験していたと…。冬場の交換は寒かった〜。
  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索