良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート11

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート11

ついにパート11まで。がんには予想外に予想外な事実が多かったんだなーと、改めて予想に反した長さのシリーズになったことに驚きであります。

◇◇◇

28、セカンドオピニオンは病院を乗り換えるためのものではない

「セカンドオピニオンをしたいけどどうしよう」という話の中で時々感じるのは「新しい先生に変えることを視野に入れた相談」ということ。
おそらくそんなイメージを持っている人は結構いるのではないかと思います。

セカンドオピニオンの主な目的は「主治医ではない医師の意見を聞いてみる」だけのこと。つまりは、主治医の元に戻ることを前提としたものなのでした。

なので、通常、セカンドオピニオンの病院では採血やCT、MRIなどの検査をすることはなく、これまでに行った検査のデータを持参します。それらを見て、セカンドオピニオンの医師は見解を述べるのでした。

結果的にまったく違う治療法を受けることを選んだり、セカンドオピニオンの医師を気に入って病院を変えることはあるかもしれません。その場合は新しい病院に“初診”として改めて入る事になるようです。

わたしの行った国立がん研究センター中央病院の場合では、まず検査データの入ったDVDをどこかの部署に持っていき、それから待合室で問診票的なものを書いて待っていたような気がします。
医師との面談が終わると待合室に看護師さんがやってきて「先生に直接聞きにくかったことなどはありませんでしたか」と聞いてくれました。看護師さんの顔は覚えていないのですが、その表情や態度がとっても優しかったことを記憶しています。

その間に医師は主治医あての手紙を書いてたようでした。後で封がされた手紙を「主治医に渡すように」と手渡されました。それを持ち帰って、今後の治療について主治医と相談することになります。



ところで、わたしがこれまで思っていたセカンドオピニオンは「まったく別の治療法/延命法を模索するため」もしくは「本当に主治医の示す治療法しかないのかを探るため」に受けるものだと思っていました。

しかし、実際に自分がその立場になった時に「受けよう」と思ったのは、まったく違う理由からでした。

それは、後になって「セカンドオピニオンを受けたらよかったかも」と後悔することがないように。

その時はすでに主治医をとても信頼していて、説明もちゃんと理解できていました。それでも、もしかしたら何かしらの理解の抜けが自分にあって、後でそれに気付くかもしれないと思いました。

手術をしてしまったら、もう元に戻ることはできません。「セカンドオピニオンをしなかった」というだけのことが計り知れない後悔を生むかもしれず。そういった「心配を消すため」だけに受けることにしたのでした。

なので、わたしにとって、セカンドオピニオンの医師の意見は主治医と違っていなければいけないのではありませんでした。実は、同じ結論になると最初から分かっていたのです。しかし、とにかくわたしにとっては「セカンドオピニオンを受けること」が大事だったのでした。

とかいって、パート9でも書いたように、わたしはサードオピニオンまで行きました。理解はしていても、もうひとおしの納得が必要だったのだと思います。
それぞれ、わたしの病状や治療法の見解が同じだとしても、説明の角度は少しずつ異なります。オー先生の説明に肉付けされ、より深く納得することができました。

また、いろんな先生に相談しての一番の収穫は「主治医がオー先生で本当によかった」ということ。オー先生の信頼度がますます上がったのはセカンド&サードオピニオンの大きな利点だったといえます。

「セカンド&サードの先生がよろしくなかった」というのではありません。それぞれの専門の先生であっても、やっぱりオー先生の雰囲気が一番落ち着くなあ、と思ったのでした。

そしてサードオピニオンの先生に、「主治医はとてもいい先生なんです」等々お話ししたら名前を言い当てたという。世間でも評判のいい医師なんだと知ったのもうれしい事実。サードの先生は「主治医を信じて治療していくのは大事なこと」とお話されていました。

その後、入院時に、セカンドオピニオンでいただいた手紙を主治医に渡したところ「一緒に読みましょう」と言って目の前で開封してくれました。その行為に、確かに心から信じていける、と思ったものです。



そんなふうに、通常とはちょっと違う意味合いでのセカンドオピニオン。もしかしたら、わたしと同じ気持ちで受けている人は案外いるのかもしれません。
なんにせよ、「自分なりに納得するためにやってみる」というのもアリだろうと思うのでした。

参考:
がん相談対話外来・病理相談外来(セカンドオピニオン)のご案内」(国立がん研究センター中央病院)

自然体な強さ
自分が向かおうとする方向に自信を持てることも大事
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

>erukoerukoさん

ブログを拝見しました。
ご友人のためにいろいろと調べているのですね。素敵な人がそばにいてくれてお友達も幸せだと思います。
ですが、なかにはきちんとした科学的裏付けがされていないものが含まれているようですので、コメントとしてでも私のブログに載せておくのは気が引けてしまいます。
大変申し訳ありませんが、コメントを削除させていただきました。

セカンドオピニオン先から頂いた親書を、患者さんと一緒に読む先生はなかなかいないと思います
こんな対応されたら信頼せざるを得ませんよね
これだけでもセカンド、サードに行った意味があったのでは(^_^)

私の主治医は真面目ですけどナンカ…
オタク?宇宙人?
気持ち通じません(^_^;)
あちらも多分そう思っているのでは…お互いに別な人種だと認識しているのでは…( ̄▽ ̄;)
でも医師としての腕は信頼してますよ(^^)

時々、どの医師の言うことにも納得できずに、あちこちの病院を訪ね歩く医療難民?の話を聞きます
気持ち、わからなくもないけど…

信頼できる医師に会えた事に感謝かな(^_^)

  • #808 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2015.12/17 23:09 
  •  ▲EntryTop 

NoTitle

お久しぶりです!
私の、セカオピに対する印象は 診断・提案に不満があるから、自分に都合の良い医療・診断を探そうとしてる。というネガティブなもの。(でした。) 私の主治医は医師としては若かったので、疑われている 見くびられている という反応に凄く反発しました。「坊や」(=主治医 からそれが伝わってきたので、私は態度を相手に合わせた。相手は執刀医だから、大事にされたかったですし、余計な時間もお金もかかります。それに即座に手術が必要な状態なら、セカオピは機を逃す愚かな選択にもなってしまう。結局は、これで納得する事にしました。
そもそも、何故良い印象がないのか考えると、セカオピという行為自体がアメリカの保険会社が作った『本当に手術が必要なのか』という『疑い』からきているからなのかなと思います。過剰な手術を避けて保険料の支払いを減らしたいという、保険会社の作ったシステム。それを輸入した日本。
要は使いようですかね。日本人は言葉の壁を崩すのは下手くそですが、良いものを取り入れるのは上手です。もっと誤解を生みにくい名前にしたほうが良いのかもしれない。マリさんのおっしゃるように、先生ともっと話すため、背中を押すため というような良い名前!
それと、若年で大きい手術の場合に限り「セカオピチケット」発行して保険で使える(使わなくてもOK)にすれば、セカオピを知らない・知りようがない人に、機会を与えられると思います。これは、知ってて行かないだけの人が行くようになるのとは違う! 

>ちっくたっくぼんぼんさん

オー先生は、こんなにいい人っているんだな〜と節々で思わせてくれます。
出会っていなかったらこれからの人生が違ったかも。写真展もやってなかったかもです。
そしたら写真見て「自分もがんばれる」って思ってくれた人もそう思わなかったわけですし、オー先生すごいっ!
(ひとりで納得)

医療難民、聞きますね。
医療って本当に信頼が一番なのだなーと思いました。
ぼんぼんさんの先生、信頼できる宇宙人なんですね。
すごいスーパー技術持ってそう。
だから今順調なのかも!?

>pusuさん

pusuさんこんにちは〜!
そうですね、確かに自分の都合に合う答えを求めてっていうとこ当たってると思います。
私も結果そんな感じですし(^^)
それで、ヨシやるぞーとなるならいいかも。ようは納得なんだろうと思います。

あらら、セカンドオピニオン、発祥はネガティブだったんですね〜。
でもそれができたこと自体は正解といえますね。
確かに、日本は何であれ一度固まってしまったイメージを崩すのは大変です。
そのためのネーミングやシステムはとても大事と思います。
変なイメージは日本人の真面目がたたって付けられたきちっとしすぎる名前のせいだったりするのでそこが変わるだけでいろいろ変わりそうですよね。
「セカオピチケット」すごくいいと思います〜!
行って来ていいよ、という気軽さもプラスされますし。
がん対策推進基本計画に提案したい。
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