良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート10

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート10

予想外シリーズの前にひとつご報告。12月5日(土)に「順天堂大学練馬病院写真展 vol.4+」を開催し、無事終了しました!パチパチ!

今回は、冬らしく、そしてちょっとクリスマス感もプラスした飾り付けで楽し気な雰囲気に。その中でのアコーディオン2台&ピアノ(+MC付き!)の生演奏はいつも以上に軽やかで温かく、一体感のあるイベントとなりました。
開催レポートは掲載可能な写真が決まり次第書こうと思います。

◇◇◇

そして今回の「予想外」、またお金です。


26、治療費と同時に必要なのは「生活費」

がんというと、ついつい治療費ばかりに目が行きがち。しかし、実際になってみると気付くのは「生活費も何とかしないといけない」ということです。というのも、働けずに収入が途絶える場合があるからでした。

生きていれば生活費がかかるのは当然のこと。しかしながら、がんになる以前、わたしは「病中の生活費」について考えたことがありませんでした。「病気になれば医療費がたくさんかかるのだろう」とは思っていても、その間の収入の激減は計算していなかったのです。

がんの治療中は仕事を休まなければならないこともしばしば。わたしの場合は個人事業主&一人暮らしのため、仕事をしなければ収入はゼロ。完全にストップしてしまいました。会社勤めだとしても、これまでと同様の収入が見込めなくなる人は多いでしょう。
しかも、「治療が終わったら即効仕事ができる」という状態ではないこともあります。できたとしても実際にお金を手にするまでの1ヶ月間はキツイ。

「本当に大変なのは、退院しても仕事ができるほどではない間、ずっと出続ける生活費なんだ!」と思ったものです。

通常、保険は入院や手術を保障してくれるものの、生活費はカバーしてくれません。
わたしの場合は、入っていた2つの保険の保険金、入院時に家族が「お見舞い」として包んでくれたお金、そして貯金を食いつぶして生きていました。
また、家にお見舞いに来てくれた家族が食材などを持って来てくれたのはとても有難かったです。

ということで病気になるとお金がいろいろ大変です。毎回、保険屋さんの回し者のようですが、保険に入っていなかったら相当苦労したと何度も思ったものです。

※任意保険では生活保障のための保険もあります。また、社会保険では欠勤中にもらえる「傷病手当金」の制度がある場合もあります。


27、結構知らない「社会保険・雇用保険・年金」のいいところ

・社会保険のいいところ

1度目の手術の時、フリーで仕事をしつつ微妙に雇われていました。なので社会保険にも入っていたのですが、なぜかその時かかった治療費のうち結構な割合の金額が健康保険組合から支給されました。

申請も何もせずに気付いたら支給されていて、意味不明ながら助かりました。社会保険にはこういった“隠れ制度”がいろいろとあるため、何かの際にはチェックしてみると良さそうです。
(注:先ほどの傷病手当金は申請が必要です)

参考:
けんぽれん」(健康保険組合連合会)
協会けんぽ」(全国健康保険協会)
(加入している組合によって制度の違いがあるかもしれません)

・雇用保険のいいところ

病気になって会社を辞職した場合も雇用保険の受給をあきらめてはいけません!

雇用保険は「就職先を探す」というのが条件で、離職から1年以内にだけ受給できるもの。「治療は長くかかるし、仕事を探せないからムリ」と思っても、働けるようになってから受給するために「受給期間の最大3年の延長」ができます。(お金が支払われる期間は変わらず、受け取れる期間が延びる)

また、受給には「12ヶ月以上被保険者」というのも条件なのですが、病気でやむを得ず離職した場合はそれ以下でもオッケー!
体調が悪く、直接窓口に行けない場合は郵送でやりとりしてくれることもあります。

参考:
基本手当について」(ハローワークインターネットサービス)

・年金のいいところ

病気になると収入が減ることが多いもの。そんな、「年金まで払う余裕がない!」という人のために「保険料免除」という制度があります。(国民年金のみ)

免除でも「支払った期間」に数えられるため、未納にはなりません。ただし、受け取れる金額が減ります。全額免除〜1/4免除まであり、なんと全額免除でも1/2の年金は支払っているとみなされます。したければ後で追納もできます。

また、年金は“年を取ってからもらうため”だけのものではありません。
例えば障害を負ったり、奥さんを残して死んでしまったりという時にも支払われることがあります。キグチのなったような人工肛門も障害者認定されれば受け取れます。わたしはもらえなかったけど。

その場合は何年年金を払っていようが関係ありません。若くても、もう少しで年金を受け取るという年齢でももらえます。

ただし、未納期間があるともらえない場合も!
そのためにも、「未納するなら年金免除」という合い言葉でいきましょう。

年金もいろんな“隠し制度”があります。知ってみると結構面白いです。

参考:
保険料を納めることが、経済的に難しいとき」(日本年金機構)

実はキグチ、2級ファイナンシャル・プランニング技能士でもあります。こういった内容はよく勉強しました。しかし、制度はどんどん変わっていくため、アップデートしないと意味なし。今はネットでお勉強できるのが利点。
FPで勉強する内容は生活にも役立つので、受講するだけでもオススメです。

クリスマス
写真展に使用したクリスマスの飾りを家の壁に下げてみました!ちょっとハッピーなかんじ
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

お金も大事

マリさん、こんばんわ!
お部屋が可愛い🎵
もうすぐクリスマスですものね。
写真展も、お疲れ様でした。

さてさて、毎回の知ってるようで知らない事実。そう、お金の事は聞きにくいですよね。でも、実際問題、独り身としては仕事できなくなると収入がなくなる訳で、命が助かっても生きていけるのかと、心配になりました。。先生に手術前に思い切り、復帰を切望(先生に言っても仕方ないのに!)

今、体調が戻り、
働けるのは、ありがたい事ですね。

しかし、結局貯金が全く無いので、やっぱりもう二度と病気になりませんように。
フィナンシャルプランナーのマリさんに、一度相談したいぐらいのキリギリスあうです(笑)

>あうさん

あうさん、おはよーございます!
お部屋はちょこちょこ季節ものを入れてみるのが好きです♪もう少ししたら門松が登場します。

お金がなくなってみると、「そういや十数年前に新聞屋さんからもらった商品券があった!」とか、「隠し金!」とか思い出します。かきあつめれば1ヶ月くらいは生きられるかなーなんて思ったりして。
制度は知らないともったいないものがたくさんありますよね。たいてい自分で申請しないといけないですし。心身ともにギリギリの時に調べるのは結構大変ですね(><) そんな時にちょこっとお役に立てるかもです。
実技試験では架空の家庭のプランニングをするのですが、なかなか面白いですよ。今は「面白かった」という記憶が残っているだけ。ちゃんとアップデートしなきゃですね〜。

お金、シビアですよね~
医療費マトモに払っていたら生活していけませんしね
私、旦那さんに保険も全てお任せで、気づいたらたくさん加入していたみたいで(--;)
おつり出たかもしれないな(-_-)
チッ…私にくれりゃいいのに
と人のブログで愚痴を言う(^_^;)

マリさん、本当に賢い方ですよね
今日改めてそう思いました
見た目ちっちゃくて可愛いのに本当は強くて賢い!
素敵なギャップです(^^)
  • #807 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2015.12/17 22:43 
  •  ▲EntryTop 

>ちっくたっくぼんぼんさん

保険、1つだとギリ、2つだとお釣りがくることが割とあるんじゃないかと思います。
そのお釣りで生活していたワタシ。
「お葬式代が出ればいいか」くらいのノリで入っていた安いやつなんですが、こんなに役立ってくれるとは思いませんでした。
ぼんぼんさん、旅行代もっともらってもいいかもですよ〜〜〜!

素敵なギャップ、照れます〜うれしいです〜(//▽//)ノ
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