良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート8

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート8

ずいぶん時間が空いてのシリーズ再開。今回は「お金」の予想外をまとめてみたいと思います。これまた、がん治療体験者であればみんな知っているのに治療前は結構知られていないことです。


22、一般的な治療であれば保険適用される

わたしは昔、「がん治療=すごくお金がかかる」というイメージがありました。
何しろ、その名を唱えるだけで誰もが背筋を凍らせるような「抗がん剤」や「放射線」の治療。いかにも“特別な医療で高額”な響きです。なので、手術や入院は保険適用されても、そのあたりは保険適用されないのではないかと思っていたのです。

ところがどっこい、現在では、抗がん剤だろうが放射線だろうが、一般的な治療であれば他の治療と変わらず保険適用されます。
ただし、放射線治療の中でも「重粒子線治療」などのような「先進医療」と呼ばれるものは保険がききません。ちなみに重粒子線治療はいくつかの医療機関を調べたところ、300万円くらいかかるようです(2015年11月現在)。

しかし、医療はどんどん研究が進んでいるため、今は保険がきかなくても、あ!という間に保険適用になっているかもしれません。ちなみに、放射線を使ったCT検査の「PET CT」も少し前までは保険適用外でしたが、つい5年前(2010年)より状況によって適用されるようになりました。
(PET CTの『歩く放射性物質体験』については「検査いろいろ<PET CT編>」にて)



余談ですが、最近の生命保険などには「先進医療特約」があるものが結構多いように思います。わたしが保険に入った十数年前にはありませんでした。任意保険もどんどん新しくなっているようです。「入ったら安心」ではなく、たまに見直しが必要だと思いました。


23、国には健康保険+αの「お助け制度」がある

保険がきく、といってもやはり手術や入院などというとお金の問題が気になるところ。抗がん剤も高額です。

だいたい、病院に行っても先に金額を聞かないのが常識のようになっているところがあって、なんとなく聞きづらいものがあります。「その治療いくらですか?」と聞いて、「は?」とか言われたらイヤだな、などとおぼろげに思ったりします。大きな治療でそんなことを言うお医者さんはいないと思いますが、特に心が弱っている時は、何であれ波風を立てたくないもの。
ですが、やはりたいしてお金のある身分ではないキグチとしては大事なこと。なので、術前に聞いてみました。

すると、わたしの受けた広汎子宮全摘術では100万円は下らないとのこと。しかし、そこから保険適用されて3割負担となります。それでも30万円はきつい。

ところがさらに、ニッポンには「高額療養費制度」という素敵なお助け制度があるのでした。これは、月々の医療費の支払限度額が8〜9万円になるというもの(一般所得者の場合)。しかも、適用4度目からは限度額が44,400円に値下げ。長期療養者にはたいへん助かる制度です。

それでも毎月4〜9万円も飛んでいってしまうのはかなり苦しいもの。任意保険に入っておくことをおススメします。
(「高額療養費制度」について、詳しくは「“教科書にない”入院持ち物リスト -番外編-」にて)



再度余談。わたしが入っている任意保険は入院や手術中心のもの。しかし最近では手術であっても入院期間が短くなっているうえ、抗がん剤治療を通院で行うものも多くなっています。治療が終わってからも、その後数年に渡る通院や検査があり、なかなかにお金がかかります。医療の体制の変化にともない、そういった点も考えていくべきなのだろうと思うのでした。

どちらにしても、がん罹患から間もないキグチは今の保険を大事にする以外、何もしようがありませんが。

先日、とあるお店で若い店員さんから元気いっぱいに保険を勧められ「最近病気したばかりなので入れないと思います」と言ったら「がんなどじゃなければ、場合によっては大丈夫ですよ!」と言われました。いえ、そのがんなんです(笑)



お金について、まだ続きます。パート9にて!

シロツメクサとハチ
大好きなぺんぺん草を撮っていたら……
ハチとシロツメクサ
ハチさんもやってきた!
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

あるある。

確かに、病院ではまったくお金の事聞けない。仕事なら、見積りが先なのに・・
命よりお金と思われそうで・・


そして、
保険見直しませんか?
『癌じゃなければ、入れます』

あるあるですね。
そこで、言いたくもないのに、告白(笑)

今や2人に1人が、癌になる時代。
『病気したので、入れません』と言った時点で、気づいて欲しいなぁ、保険やさん!

でも、保険のありがたみを実感した年ですね。

>あうさん

そうなんですよね。
「命よりお金なのか〜」と思われるんじゃないかという気がしてしまうんです。
一般的に、「お金」と付くと何でも「欲」と結びついて考えられているところがあると思います。
お金が無ければ人間社会では生きていけないのに(^^;
もちろん、オー先生は怪訝な顔をするなんてことはまったく無かったです。

保険を勧められた時は子宮全摘が決まったばかりのころだったので、「がんなんです」とは口に出せませんでしたね〜。
その人にとって全く別世界の話だったのだろうし、それで暗い顔なんてされたら傷付くのは自分ですもんね。
「いえ、いいです」とだけ言って去りました。

でもほんとーーーに保険に入っていて良かったなーと思います!
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