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良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート7

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート7

何だか、どんどん長くなる「予想外」シリーズ。内容もだいぶ濃くなっている気がします。

21、大部分のがんは遺伝しない

「うちはがん家系」と言う人が多くいます。
自分ががんになってみて、自称温和なキグチでさえ、この言葉にはちょっとイラッとします。

というのもほとんどの場合、その認識は「俗説」を信じてのことで、正しい知識から語られているのではない言葉だからです。

「本当にがんのこと分かってる!?」と、“経験者”という上から目線で思ったりするのです。わたし自身たいして知識があるわけではないのですが。

それに、家族で何番目かにがんになったことで「この家のがん家系を立証した人」「がんのくくりに入った人」みたいに思われているような気がするという被害妄想も加わっています。

ということで、一般に言われる「がん家系」は多分意味分かってない、というお話。



実は、ほとんどのがんは親からの「遺伝」として生まれつき受け継いだものではなく、「後天的な遺伝子の変異」なのだそうです。

先日送られてきた「区民がん検診のお知らせ」に入っていた冊子で「遺伝するのはがんの中でも5%」と書かれていました。

ほほー、と思ってさらに調べてみると、「四国がんセンター」の情報では「がんのうちの5〜10%」が「家族性腫瘍」とされているとのこと。

さらに、この家族性腫瘍の中には「遺伝」だけでなく、「環境」や「偶発」という要因も含まれています。ということで、遺伝が原因のものはさらに少なくなります。ちなみに「環境」とは、家族で同じような食事をするといった、生活環境のことです。

一般に言われる「がん家系」の定義は、「家族にがんの人がたくさんいる!」ということだと思います。しかし、ほとんどは遺伝とは無関係なのでした。どうしても気になる方は医療機関で「遺伝相談(遺伝カウンセリング)」を受けられたらいいかと思います。(※下記URL参照)

「2人に1人ががんになる」と言われている現代ではほとんどの家族にがんの人が現れることになるはず。大半のがんが遺伝と関係ないならば、家系云々と言っているよりも、自分でできる予防を心がける方が正解な気がします。(※下記URL参照)



「がん家系」の言葉でムッとするのは反応しすぎだとして、実際にがんになってみると「間違っているけれど一般的にそうだと思われてしまいがちな話」というのは結構がん患者の心を傷つけることがあると思いました。

例えば、わたしのなった子宮頸がんはウイルスに感染したことで遺伝子に変異が起こったものであると言われていますが、その「ウイルスに感染」という部分だけを見て「セックスでがんがうつる」などと勘違いされる場合があります。

実際はこのウイルス自体はほとんどの人が感染するもので、しかもウイルス=がんではなく、そこからもしも遺伝子がおかしくなった場合にがんになる可能性もある、というだけのもの(ちなみに多くの人の場合、ウイルスは自然に排除されます)。
そういった意味では、最近よく言われる胃がんの原因になりうる「ピロリ菌」と同じです。

こういった間違い情報を話す人には、まったく悪気がない場合も多いもの。しかし、軽い世間話のつもりでさえ、心がすでに傷付いている人にとってはショックなことがあります。「社会の理解がされていない」ということを改めて実感するからだと思います。

何にしても、「思い込み」や「染み付いた俗説」って案外ろくでもないなと思うのでした。



予想外はまだ続きます。

《参考》
がんの遺伝について:
・「家族性腫瘍とは」(四国がんセンター)
・「遺伝性腫瘍・家族性腫瘍」(がん情報サービス/国立がん研究センター)
遺伝相談ができる医療機関の検索:
・「いでんネット-臨床遺伝医学情報網-」(いでんネット運営委員会)
がんの予防情報:
・「日本人のためのがん予防法」(がん情報サービス/国立がん研究センター)

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~ Comment ~

NoTitle

こんにちは~!

私の中の「ガン家系」はちょっと違うイメージでした!
私は、癌自体は遺伝しないと思っていましたが、体質は遺伝するので、
そういう意味なのかと思っていました。

なので、癌に弱といのかしら?そういう体質かそうでないか、が遺伝によるものなのかと
思っていました。

けど、、、それも違うって事でしょうかね(笑)

自分自身も、私の周りは父方も母方も含めて、血縁の関係のある方には
一人も癌が居ないので(笑)、癌にはならないと変な自信を持っていましたが、、、
(そのせいで癌と言われたら、の保険の一時金の制度に入っておらず、後で後悔しました、、、)
あっさり裏切られました(笑)まぁ、ウイルスというとまたちょっと違うのかな。。

でもでも、癌になってしまってもなお、きっと、ウチには癌体質の人が居ないから、そのお陰で
予後が悪くなることは無いんだ!と勝手に思い込んでいます(笑)

それにしても、自分がこの病気になる前は、ほんと、その情報が正しいのかとか
調べることなく、何の悪気も無く、思ったり口に出したりしたことも多いかもしれません。

前回のコメントの返信で、ウクライナの検診事情の事が書いてありましたので、
今度、お友達にリサーチしてみたいと思います!(笑)

>沖楽さん

沖楽さん、どーもー(^^)

なるほど、それもありそうだなーという気がしますね。
それも「家族性遺伝」に含むのかどうか分かりませんが、要因の中に環境や偶発が含まれことまで考えられているとなると、そのあたりでの研究もされているかもしれません。引き続き調べていこうと思います。

なんにせよ、周りにがんの人がいないことでプラスな気持ちになれるならそれもアリですよね。
そして、保険はほんと大事ですね。友達にも保険はオススメしてます。

世間一般では、自分の身に起こるまでは、得た情報が正しいかどうかよりも、話題にしたい内容かどうかになってしまうことが多い気がします。逆に、話題にしたい切り口にすれば正しい情報もより広げられるかもですね。
私も今から考えると、過去の自分は恥ずかしい点が満載です。がんについても障害についても、その他もろもろも、ホントのところは何も知らなかったんだなーと思い知らされました。

ウクライナの検診事情、楽しみにしてます!
世界の医療事情の取材しても面白そうだなー(>▽<)

NoTitle

まりさん、お久しぶりです!

ネットの都合上(相変わらずフラフラ旅行中。。_)コメントできないと、いらっとするので、コメント控えていましたが、ようやくボンにもどってきましたので、まりさんにコメントかこっと(長い前置き)

ガン家系も、
うちの家系にはガンになった人はいないのに、。。ってコメントとかもよく聞くし、
お医者さんも、当然のように、家族にガンの人はいますか?って聞くじゃないですか。
この、みんなが当たり前、っておもっている情報って、実はすごく怪しんですね。

私も、原初が子宮頸がんだったのですが、手術もおわってほっとしたあたりに、いろいろなことで、このガンって日本ではすっごい偏見を持たれるガンなんだ、ってわかってちょっとびっくりしたことがありました。ドイツは全然そんなことないのに。
あとねー、日本で母親がストーマをつけていることで、いじめられた子供の話も聞いて。。一体どうなってるんだ??って思いました。

最後に、やっぱり一番嫌なのは
ガンイコール死、っていう世間の思い込みかな。
その思い込みも、実際のガン患者への重みとなって、治るものも治らなくなってしまうようなきがする。
病気と戦うのに全力をつくしたいのだから、偏見の重みでエネルギーを消費してしまうのはつらい。

そういえば、来週は大事な週ですね!金曜日の横浜での講演、たのしみつつ頑張ってくださいね!


言い忘れ

まりさん、言い忘れました。

可愛い名前のテラピーって書いていただいたトリートメント、終了しました。
聞いていただいていたのに、返事してなくてごめんなさい。
まりさんって本当に優しい。。

いちお、放射線なので疲れはあったとおもうけれど、相変わらず旅行もしてたし、
人のたくさんいるところにでて、いろいろなもの拾ってこないように注意した以外は
平気でした。ありがとうございました。

>デイジーさん

デイジーさんこんにちは!
テラピー終了されたんですね!おつかれさまでした(^^)/
旅行もしてたなんて、アクティブすぎるー。
がんでも楽しく生きる!を代表しているようですね。

日本では特に病気や障害に対しての考え方が欧米に比べてちょっと暗い気がします。特に性が関係してくる話では変に身構えている感じもします。
がんやストーマ関係のサイトなんかを見ていても受け取り方が違うなと思いました。
それより何より、正しい知識を学ぶ場がないのが問題なのかもしれません。
学校なんかでもっとしっかり基本的な医療の勉強を取り入れるべきだろうと思っています。だれもの未来に直結している問題ですしね。

まずは来週、がんばってきまーす!(^^)/
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