良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート5

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート5

「予想外な事実」復活。当初パート3くらいまでの予定だったのですが、あれもこれもと思い出してネタが増えていき、ついにパート5まできてしまいました。改めて、がんは予想外だらけなのです。その中でも今回は、「生活面」の2点を書こうと思います。

16、仕事を辞めて治療に専念しなくてもいい

「がん=重病=治療が第一」

確かにそうではあります。しかし、がんになったらすべてを変えなければいけない!という訳ではありません。手術などで一定期間休む必要がある場合もあるものの、必ずしも仕事を辞めて治療に専念しなくてもいいのでした。

なにせ、「がんの予想外な事実・パート2」でも書いたように、がんは完治しなくても治療しつつ普通に暮らせもする病気。抗がん剤を受けつつ会社に通う人も多いのでした。ただし、やはり副作用の強く出る数日間の仕事は相当キツいはず。個人的には、その期間だけでも休まないと苦しすぎだと思います。

仕事を続ける場合、会社に病気について伝えるのを不安に思う方がいると聞きます。がん告知直後は「がんになりました」などと口に出すことも恐ろしいし、何より「理解してもらえないかもしれない」という心配もあると思います。

ただでさえ心に鉛を抱えているような時に余計なことを考えなければならないのは大変な重荷。今後、がんと共に生きる人は増えていくのだし、会社もいちいちうろたえないように、対応策などを準備しておいてもらえればお互いの負担が減るのではないかと思います。

実際、告知でビックリした拍子に勢い余って仕事を辞めてしまい、あとで後悔する人もいるそうです。しかし、逆にそこから跳ね上がり、新しい事業を始める人もいます。どちらにせよ、一度選択したのなら、それを間違いと思うよりもそこからできる次の可能性を考えていった方がいいのかもしれません。



わたしはがんが発覚した時、ちょうど仕事の幅を広げていこうとしていたところで、それまでほぼ専属で仕事をしていた会社の契約をストップしたばかりでした。なのでそのまましばらく休業。収入は途絶えたものの、結果的にはタイミングが良かったような気がします。

ちなみに、辞める前に手術を受ける必要があったこともあって、会社の一部の人々には報告しました。驚かれはしましたが、だれも腫れ物に触るような態度になることもなく、それまでと変わらず接してくれました。わたし自身が意外とフツーだったためもあるかもしれません。(はたから見たらヘンだったかもしれません。今度聞いてみようと思います)

その方たちとは治療中やその後もちょくちょくお会いしています。いい人たちに囲まれているなあとありがたくなります。


17、実家に帰らずに治療する選択肢もアリ

「がんの治療をしている」と言うと、多くの人に「実家に帰ったの?」と聞かれます。しかし、わたしは帰ろうとは微塵も思いませんでした。

これも前述の「すべてを変えなければいけない訳ではない」と同じように、生活を「がん中心」に変える必要はないというお話。好きずきだろうと思います。

ただ、1人暮らしの場合は術後や副作用中などの半・活動不能状態の時に助けてくれる人がいることが条件になります。また、場合によっては両親が納得してくれることも必要です。

わたしが帰らなかった理由は、

・自分の家が一番落ち着く
・病院に近い(度々の通院、入院が楽。緊急時も安心)
・仕事の復帰がしやすい(思い付いたらすぐ行動できる)
・実家からはどこへ行くにも遠い(体力的、精神的に外に出づらい)

などなど。

なかでも気持ちの安定が得られるのはとても大事なポイント。そのために実家に帰る人もいるのかもしれませんが、わたしの場合は違いました。
両親としては実家に帰って欲しそうな雰囲気が無くもなかったのですが、誠に勝手ながら自分の心の安定を優先させてもらいました。

これは、実家や姉の家が比較的近く、父母とも元気だったという好条件のために可能だったともいえます。副作用の間は母に泊まり込みで来てもらったり、父や姉兄に来てもらう場面もちょくちょくありました。これまたいい家族でとてもありがたかったです。

また、腸閉塞での救急搬送の時は一番近く、かつ通院中の病院へ運んでもらえたためにとても安心できました。さらにはそこでジャニーズ先生やラブリーW先生に出会わなければ、今生きていなかったかもしれません。そのあたりは運ともいう。
(救急搬送時の壮絶体験は「腸閉塞は突然に」シリーズ参照)

いずれにしても、「がんが中心にある人生」ではなく、「人生の一部にがんがあったりして」というような生き方でもいいのではないかと思うのでした。

まだ続く、予想外シリーズ。
パート6にて!

光の中のハルジオン
ハルジオンはとても好きな花 時に見せる個性に目を奪われます
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

にほんブログ村 病気ブログ 子宮がんへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
 

~ Comment ~

予想外

マリさんこんばんわ!
予想外のこと、たくさんありますね。

抗がん剤をしながらでも仕事ができるかもしれない、実家で療養しなくても良いという選択肢(もちろん個人の状態にはよるでしょうが・・)があるなんて・・

主治医の先生からは『仕事を少し休んで、多分、副作用があるから・・』という話だったような・・

先生の立場からだと、安全をみてという事かもしれませんが、いろいろなやり方や考え方があるし、予想外の事もいっぱい知れました。
うーん、再発は絶対しないはずなのに、
今頃、知識だけ増えていきます。
これを使う事が無いようにしたいものです。

>あうさん

あうさん、どうも〜(^^)

がんって予想以上に知らない世界だった、という感じがします。
本当にテレビや噂は表面のごく一部しか報じないのだなと思いました。
そういった番組は怖いもの見たさのお化け屋敷的な感覚とも言える気がします(^^;

抗がん剤中にお仕事される方が結構いるというのは主に看護師さんからお聞きしました。
生活面や細かい気持ちなどは、より患者さんと接する機会の多い看護師さんの方が現実味を帯びたものがありますね。
私もできれば治療中は丸ごと休んだ方が楽な気がします。
私は休んでよかったと思いました。そんなにゴロゴロしてるなんてなかなかない機会だし、心置きなく休みました(-▽-)
仕事している方が気が紛れたり収入の不安が減ることもあるし、それぞれですね〜。

今からでも増える知識、いいと思います。
いつかだれかのために役立つかも(^^)/
  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索