良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート4

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート4

さらなる「予想外な事実」。前回は抗がん剤についてピックアップしてみましたが、考えているうちに書きたいことが増えてきました。なので、引き続き抗がん剤のお話です。これまた、経験者にはお馴染みなことばかりだと思います。


12、副作用は投与後5日〜1週間程度で治まる

抗がん剤投与から2〜3日の猶予があり、それからメインの副作用が始まるわけですが、それも延々と続くわけではありません。それから3〜4日間くらいで終了します。わたしの場合はピークが投与後4〜5日目にあり、それが2日間くらい続いた後、回復していきました。

この「期間限定」はかなりの利点。
とにかく時間が経てば必ず終わると分かっているのですから。

ただし、わたしは回を重ねるごとに疲労がたまってきて、「普通」と言える状態になるまでにはもう少し時間がかかることがありました。それは副作用ではなく、疲れからの回復の時間です。

また、脱毛はさすがに1週間で治まるはずはなく、投薬が終わるまで抜けたまま。しかし、毛は常にがんばってるので、投薬中でも生えてきます。それも次の投薬後にまた抜けてしまいます。

抗がん剤スケジュール
副作用スケジュール


13、同じ薬を使っても、副作用の出方は人によって全然違う

抗がん剤の主な副作用は、「脱毛、吐き気、倦怠感、手足のしびれ、筋肉痛、爪の異常、白血球の減少、便秘」など。前回書いたように、薬によって出ない副作用がありますが、同じ薬を使ったとしても、人によって出るもの、出ないもの、出たとしても強い場合、軽い場合があります。

これも以前「vs. 副作用」シリーズで書きつつ、あえてまた書こうと思ったのは、最近がんについて特集したある番組を見たためでした。
それは、「軽いことがある」と知っている自分でさえ、番組の中で「わたしは副作用が全然出なかったんです」とタレントさんが話すのを見て、「ラッキーだったからだろう」と思ったからでした。

“全然”出なかったとしたら、それはとてもラッキーかもしれません。しかし、おそらく抗がん剤を受けたことがない人であれば、「副作用が“軽かった”」というのもラッキー、すなわち「例外的」と感じるだろうと思ったのです。実際、軽く済む人は結構います。

しかし、悪い方で思っておこうとしてしまうのが人の常。
確かにキツく出る人もいるし、軽くてもそれなりに耐える場面はあります。

わたしの時は、しびれはほとんどなく、筋肉痛は耐えられるくらいで、白血球も問題になるほどは減りませんでした。だるい時には2日間くらい一言も話さず、座ったまま壁の一点をジイィっと見続ける、なんてことはありましたが、トータルに見て軽い方だったと思います。

そのせいもあり、抗がん剤を「もう止めたい」と思ったことは一度もありませんでした。逆に、「意外といける」と思ったものです。


14、抗がん剤投与の間隔はイロイロ

わたしの場合、3週間ごとの投与でしたが、場合によっては週に1度の投与のこともあるそうです。
3週間あれば普通に生活できるくらいに回復できるので、治療にはちょうどいい間隔かなと思いました。しかし、週イチだとやっと副作用から開放されたばかりでまた投与。とてもキツいだろうなと想像します。きっと、がんに対しては立て続けのメガトンパンチをくらわしていたに違いない。

また、わたしのように最初から「全6回」などのように回数を決める場合もあれば、何年も投薬を続ける場合もあります。


15、抗がん剤はがんを小さくはできても完全に消すことはできない

これも非常に意外だった事実。
それ以前に、抗がん剤は副作用が怖そうだ、ということは知られていても、実際どんな効能があるのか知られていないというのが不思議。

まず始めに、このお話は2013年にうかがったものなので、それ以降に開発された薬は違ってきているかもしれません。

その時の話では、抗がん剤ができることは「見えるサイズのがんを小さくする」そして、「見えないサイズのがんを消滅する」とのことでした。
見えないけれど、体のどこかへ散らばってしまった小さながんを消すことはできるようです。

しかし、小さくするだけでもそれで悪さをしなくなればいいわけで、消えなきゃダメなのではありません。

わたしのがんは、手術でおおもとを取り去ったものの、もしかしたらどこかにまだあるかもしれないというところでした。そして抗がん剤治療は「早く始める方がいい」と説明を受けました。本当は一度退院して、手術の傷と気持ちがちょっと落ち着いてからとも思ったのですが、もしチビッコのがんがどこかにいるのなら、抗がん剤で退治できる時にする方がよかったわけです。

ちなみに、がんを完全に消す可能性がある治療法は、「手術」と「放射線」です。(科学で証明されているものでは)



次は多分、抗がん剤以外の予想外な事実。
パート5にて!

緑の下で過ごす
副作用が終わると、よく公園を歩きました これまでにないほど、木の下で過ごしていたと思います
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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こんにちは~!!

記事には関係のないコメントですが。。。
よつばの会のメールで、10月に木口さんが講演をするというのを見ました!

行くことは出来ませんが、応援しています!!
&記事にアップされることを楽しみにしています。

抗癌剤。私は結局やらないで済んだので、想像のままです。
結構、抗がん剤をやる・やらないも先生の方針も関係するのでしょうかねー。

もちろん、ステージにもよりますが、私のステージ(1b-1)だと半々くらいのイメージです。

予防的にやる先生もいらっしゃるみたいな感じもするし、
私は腺癌でしたが、リンパ節への転移や断端には残っていなかったのですが、
細かい事を言うと、リンパ管への侵襲は有り(静脈侵襲は無し)という事でしたが、
その侵襲レベルは気にすることないです、と言われ、結局、抗がん剤はやりませんでした。

癌の、良く言う「顔つき」にもよるのでしょうかね。どんな顔してるんだといつも疑問に思いますが、、(笑)

「癌」って一言で表すにはあまりにも様々な症状、具合などなどなどなど有りますね。

>沖楽さん

こんにちは!
お!メール見てくださいましたか(^^)
海の向こうからの応援、ありがとうございます!
告知は今日アップしようと思ってます。また報告も載せますね。

そうですね〜、がんはホント、ひとくくりにできない気がします。
私の先生のお話では、この病院では「アメリカのガイドライン」に沿って治療をしているとのことでした。
分厚いガイドライン本を見せながら説明してくださいました。
ある程度のガイドラインがありつつ、そこに医師の見立てが加わって治療が進むんでしょうね。じゃないと先生も大変。
それと、そこはグループ医療だったもので、大勢の先生で相談しつつ診てくれているようでした。
Dr.ハウスみたい。(このドラマ知ってます??)

がんの顔つき、どんなでしょうね。
自分のがんの性格を考えながら絵に描いてみたらおもしろそう(^^)
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