良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート3

良くも悪くも、がんの予想外な事実・パート3

やっと戻ってきました、「がんの予想外な事実」。第三弾の今回は抗がん剤について。がんにはまだまだ予想外がいっぱいなのです。



8、抗がん剤の種類はひとつではない

それはそうだよなと思いつつ、やはりがんになる前は知らなかったことです。「抗がん剤=とにかくひどい有様になる薬」というイメージしかないもので、そこに細かい種類や効能があるなんて想像すらしませんでした。
例えば、子宮がんと肺がんの抗がん剤は同じものではなく、それぞれに効果があるものを医師が使い分けているのです。

がんの種類はすごく多いのに各々で研究がされていて、しかもどんどん新しいものが登場しているとなると、世界ではどれだけ多くの研究者たちが「がん」に取り組んでいるのだろうと思います。


9、抗がん剤の投与方法は多種多様

わたしの場合は毎回入院で、点滴での抗がん剤投与でした。しかも延々と6時間。
薬は生理食塩水の点滴に溶かし込んであったため、見た目が「ザ・抗がん剤」ではないのが精神衛生上良いところ。溶かしてあったのは見た目のためではないかもしれませんが、受ける側としては気持ちが大事。

ですが、使う薬によってはザ・抗がん剤のこともあるようです。
点滴ではなく注射や飲み薬のこともあります。もしくは日帰りでの点滴も。


10、吐き気なし、脱毛なしの抗がん剤がある

これはブログ内にちょくちょく書いていますが、一応まとめとして。
わたしの使用したTC(タキソールとカルボプラチン)という抗がん剤では吐き気はナシ!これはまったく予想外で非常にありがたい事実でした。もちろん、TC以外の抗がん剤でも吐き気ナシのものはあります。

しかしながら抗がん剤が決定した時、主治医オー先生からそう説明を受けて一旦はホッとしても、「やっぱり吐き気が出るんじゃないだろうか」と、しばらくモンモンとしておりました。それだけ「刷り込まれた思い込み」が強烈だったのだと思います。当時、わたしの周りにただの一人も抗がん剤を受けたことがある人がいなかったというのに!!

そして、なぜ「吐き気の出ない抗がん剤がある」という話がまるっきり一般に出回らないのかも謎。

あと、わたしはしっかり脱毛しましたが、全然抜けない薬もあるという事実。それもまたしかり。


11、副作用開始までは数日の猶予がある

投与直後にアレルギー反応などが出る場合はあるものの、一般にいわれる副作用(吐き気、倦怠感、筋肉痛、手足のしびれなど)が登場するまでには2〜3日の猶予があります(脱毛までは2〜3週間の猶予)。なので、投薬後にフツーに公共の交通機関で帰ってきて、お茶しにカフェに行ったり、のほほんと遊んで過ごすこともできるのです。

しかし、わたしの場合は副作用が始まると倦怠感(具体的には極度の疲労)からご飯を食べられなることがあったため温存した体力がキモ。家に帰ってきても派手に騒いで体力が消耗するようなことはしませんでした。騒いだといえば、一度ゴキを追い回しただけ。(「ゴキとガン患者の晩秋」参照)

ともかく、「薬を入れたら即効気分悪い」、なんてことにならないのはかなり大きな利点です。これも精神的な問題ですが、投薬とその後の嫌なことが直接リンクされないのがポイントです。
原因が抗がん剤にあると頭で分かっているのと、肉体的に分かっているのでは相当な違いがあるようです。

犬や猫など、ペットを叱る時は何かをしでかした直後にひっぱたかないと何で叩かれたのか理解できないと言いますが、良い意味でそれに近いかもしれません。

やはり、人間も動物。



で、まだ続きます。
パート4にて!

姉不在の姉の誕生日
最後の抗がん剤投与から帰宅したら姉の誕生日だったため、プリンにロウソクを灯して勝手に祝う(姉は不在)
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

抗がん剤のイメージ

マリさん、
『抗がん剤』では種類によって、必ずしも吐き気と脱毛があるわけでは無いのですね・・以外でした。
マリさんのおかげで、ちょっとだけ、イメージアップしたものの、やはり大変な治療のひとつ。。

『抗がん剤』のイメージ、
~期待される嫌われもの~

NoTitle

ほんと、抗がん剤っていろいろなんだって
自分が抗がん剤受けててもなんだかわからなかったww
周りにいないんだもん(^。^;)
乳がんのお友達、同じ子宮頸がんのお友達
でも、先生の治療方針がいろいろだろうから~
やっぱり薬もいろいろだよねぇ~
私も抗がん剤は入院して点滴受けたタイプでした~
個室なんだけど、二人部屋で、隣の方が吐き気がすごくてすごくて
とても辛そうなのをカーテン越しに聞いてて・・・
もう泣きそうだったわ~
7年も前になると なんだか懐かしい感じもするけど
もうやっぱり受けたくないよね~(;_;)
今でも抗がん剤の副作用的な?後遺症な?身体の不調が残ってるのは
なんだかなぁ~って思うわー(;_q))クスン
あんなきっつい薬を入れたんだから、髪の毛抜けて
生えてきたら白髪がなくなってるとか~
肌が赤ちゃんみたいにぴちぴちになるとか~
そんな嬉しいことがあれば、あの辛い抗がん剤も耐えられるかも~?
なーんてwww

>あうさん

ズバリ、「期待される嫌われ者」ですね(^^)
結果までの過程が大変だからですよね。
恐怖心は精神的だけでなく身体的な苦痛を増すこともあるだろうし、イメージが変わることでプラスに働くようになればいいなと思います!
あとは研究者の方にがんばってもらいましょう。

>kikakoさん

私も抗がん剤のいろいろを知ったのは実際に受けた後でした。
抗がん剤後も腸閉塞事件やら何やらでしばらく病院と関わっていたので、その間にいろんな医療者とお話をして「そんなに違うんだ!」と学んでいったところです。おそい。

入院中、お隣の人が苦しそうにしているのって、聞いていても辛いですよね。
何とかしてあげたくても何もできず、場合によっては自分がそうなるかもと思って恐怖を感じてしまったり。
特に自分も精神的に弱っていると余計に落ちてしまいます(><)
具合悪い人も人に聞かせることが負担になるし、そのへん何か方法がないものかなと思います。
私も腸閉塞の手術後はなぜかかなりゲロゲーロだったのですが、主に深夜や人が周りにいない時だったので、比較的安心してウーウーやっておりました。看護師さんはいちいち呼び出されて大変。

抗がん剤でおトクなこと、あるといいですね〜。
今は分かっていないだけで、もしかしたら将来そういったものが言われるようになるかもしれませんよ。
新しい病気が蔓延しても、抗がん剤を受けたことある人だけかからなかった!とか(-▽-)/
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