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投薬から1年半の今に思う「抗がん剤の置き土産」

投薬から1年半の今に思う「抗がん剤の置き土産」

超・超・強い薬である「抗がん剤」。
健康な人なら、名前を聞いただけでも「わたしはムリ」と言ってしまうようなお薬です。

わたしの場合、それを6回投与しました。
しかし、それももう1年半以上前の話です。

ところが、主治医・オー先生の話によると「薬はまだ体内に残ってます」とのこと。「体内に、どんな形で残っているのだろう」とか「やつらは今、何をしているんだろう」など、想像するとちょっとヘンな気分ですが、そういうものなのか、というくらいではあります。

そして、それだけ経っているのに未だに感じる「抗がん剤投与の事実」。
その一番手は「くるりん天然パーマ」。

副作用のために一時はボウズになりましたが、しばらくすると、すべて新品の髪が生えてきます。それはそれは柔らかい、赤ちゃんのような毛が。しかも、キュートなカール状。(生えてきた時の様子は「動物?ラスト脱毛から再生へ」にて)

しかし、イチから誕生したためのソフトな肌触りの髪は、伸びてくれば当然大人のしっかりした毛が続々登場するわけで、そうするとカールも終了。いつまでもそのままではいられないのでした。

それでも大変気に入ってしまったこの天パー。「これがなくなっても同じようにパーマをかけようかな」と、長年お付き合いのある美容師さんに言ってみました。ところが細く柔らかい毛に自然にできたカールと、大人の太い毛に作るパーマはやはり同じものにはならないそう。ということで、これは脱毛後限定のお楽しみなのでした。

それは言わば、「抗がん剤の置き土産」。
今では30cm近くの長さまで伸び、数回カットもしましたが、今のところまだある程度残っています。

ついでに、髪が伸びる過程で有無を言わさずなってみたショートカットが意外にも自分に似合うことを発見。それもいいなと思うのでした。でも、今はくるりんの保存が優先なので、しばらくボブでいくつもりです。

その美容師さんのお客さんにも、やはり抗がん剤後にショートが気に入ってしまい、そのままずっとキープしている方がいるそうです。無理矢理なった状況の中でも、新しい自分に気付く人は多いのかもしれません。

ちなみに美容師さんはわたしよりも少し年上のお姉さん。それくらい生きているとさまざまな人生経験があるためか、「がん」や「脱毛」というワードにもヘンに気負うことがないのがありがたい。以前しばらく通っていた都内のヘアサロンの若い美容師さんたちは「来週手術する」と言っただけでたいそう引いてたことを思い出します。今思うと笑えるほど。
人は、年月をかけ、ひとつひとつ経験を積んで人生に起こりうる困難を知っていくのだなと、改めて思った瞬間でした。

ともあれ、くるりんヘアーはちょっと楽しい副作用。
がんになって得た良い感情(主には人生観など)のことを一般に「キャンサーギフト」と言いますが、これは「抗がん剤ギフト」と言えるかもしれない。

抗がん剤カール
初カットの時の髪 今もとっておいてあります

と、このように順調に髪も生えて……と言いたいところですが、どうやらまだ完全ではないようです。つい最近、やっと生え始めた部分もあるのでした。と言ってもおでこの生え際なので、「あ、ここはまだだったんだ!」という感じ。薬によって、それだけしっかり根絶やしにされていたのかもしれません。それでも時間が経てば生えてくるという不屈の精神がすごい。

その他の、いわゆるムダ毛と呼ばれる者たちも今までとは少し感覚が違う気がします。処理すると再生にかなりの時間を要するようです。それはありがたいと言えばありがたい。



それらのほかに感じる置き土産がもうひとつ。
副作用の時に感じたのと同じ筋肉痛が起こることがあります。一応呼称としては「筋肉痛」ですが、運動時のものとは全然違います。わたしの場合では、骨やその周りの筋肉をギューと押されたり握られたりするような感覚。

本当に抗がん剤の影響かは不明ながら、ブログ仲間の方もその話を書かれていて、もしかしたらそうかもしれないと思っています。それはまったく楽しくありませんが、抗がん剤というものの強さを知る上で、わたしにとってはあってしかるべきとも思うのでした。



不快この上なく思われることの多い、がんの治療。
そこには、実にさまざまな経験が含まれているものです。
なかには楽しいと思えるものもあったりします。
良いものも、そうでないものも、くまなく摘み取って自分の経験としていこうと思います。

散歩道
違う道を行くと、ちょっといいシーンに出会うことがあります
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

NoTitle

私は先月中旬ころ抗がん剤が終わりましたが、まだ生える気配がなく本当に
生えるのか~と思うこのごろです。
どんな髪質になるのか
でも生えてくるだけでも本当にありがたいです。
病気になって気持ちも体もいっぱいいっぱいでまだ様々な変化を受けとめ
られていませんが、いつか色んなきずきがあって良かったと思いたいですね

>みちえさん

髪の毛は今、見えないところでせっせとがんばってるとこです!
きっと早く外に出たくてウズウズしてます。

いっぱいいっぱいな時は、そういう気持ちを持っている心をちょっとほっておいてあげてもいいんじゃないかと思ってます。
それはそれで休ませてやるみたいな。

生きていると、ホントにいろいろなことが起こりますよね。
いいこともイヤなことも、深みのある素敵な自分を作る要素になるはず。
今はそうでなくても、気付いたらコクに変わっているのだろうと思います(^^)/

抗がん剤に思う

マリさん、こんばんわ。

抗がん剤・・。いろいろな人のブログを見るとやっぱり怖いものに思えます。
化粧して、着飾っている、いろいろな女性の鎧を強制的にはずされる。一旦、丸裸。

今もそんな悲しさや辛さと闘っている人にこそ、マリさんのブログを見てもらいたいなぁ。
キャンサーギフトが届いたと思えるように心は回復してほしい。

私にとってのキャンサーギフトは、
今まで考えたことも無かった世界を知ったことと、主治医やマリさんに出逢ったり、
ブログの中ですが、病気と闘う人の気持ちを知る機会を得たことでしょうか?

もし再発しても、前とは違う自分になれるはず。
くるりんヘアを楽しめる自分になりたいですね。(でも、その機会はが無いことを祈ってますが。)

>あうさん

あうさん、こんばんは!

抗がん剤の最中に書いた日記やメモなどを見返したら、すっかり忘れていたことなどがありました。
やっぱり大変だったのだな〜と思ったりして。
その時は覚悟というか、腹が決まっていたのだろうと思います。
それができたのは、やはり先生や看護師さんの支えと家族友人のおかげだと思うし、楽しい思い出が多く残っているのもそのためかもしれません。

自分で書いておきながら何ですが、「キャンサーギフト」という言葉としてはあまり私には当てはまらないと思っています。単に言い回しの問題なんですが(^^;
しかし、出会いは確かにギフトですね〜。自分で選ぶことができないものですもんね。
あうさんとの出会いも掛け替えのないものです。

がんになって、よりいい人生になったな〜と思います!
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