タマネギの悲劇

タマネギの悲劇

珍体験が続いたので、その第三弾。
「タマネギの悲劇」。
これは割と最近の話です。

わたしたちを取り巻く環境というのは、湿度なり、気圧なりが常に変化しています。健康であれば体が自動的に調節してくれるものの、体力が落ちている時はそれがうまく追い付いていきません。結果、体調不良という具合になってしまうという。

しかも、大気が安定している時には「弱っている」と自分で感じない場合もあるものだから、急にペシャッとつぶれてしまうのではないかと思います。

多分、その日のわたしはそんな感じ。
ヘンだと気付かずにいて、更にヘンになってしまいました。
単に鈍感と言うのかもしれない。

ただし、この時処理しきれなかったのは大気の状態ではなくタマネギ。
無理をしようとか思っていた訳ではないのに、突然やられてしまいました。



そのころは春。うららかな日でした。「ひとりB.D(バースデー)旅行」から帰って数日後でしたが、いつもであれば、旅行の疲れなどはもう回復しているだろうというころ。

しかし、おそらくその回復具合は、未だスローペースだったのだろうと思います。
なんせ、この療養生活が始まって以降、治療が一段落している今でさえ、体力を元に戻すための努力をほとんどしていないのだから当り前。
それでも、日常生活を問題なく送れているのを見て、勝手に「普通だ」と思っていたのでした。

そんな時にわたしの前に現れたのが、生のタマネギ。
何の変哲もない、スーパーで買ったサラダの底に敷かれていたものです。

これまでも生のタマネギを食べると何となくモヤっとするかな?ということがあったものの、特に問題に感じることはありませんでした。しかしこの時はだいぶ問題だったようです。

まずは食べてすぐにおかしな異変。
お腹がプーと膨れるような気がしたのでした。
いわゆる、膨満感。
食べるほどにハラが重くなるよう。
お腹がいっぱいになるのとも違う、あまり心地のよろしくない膨れ具合。

直感的に「タマネギのせいだ」と思ったのに、もったいない精神から食べるのを止めない。お腹に入れてしまえば何とかなるだろうと、パクパク食べる。

多分この時、体が声なき声で「これは食べちゃダメだ!」と叫んでいたのでしょう。声は届いているのに理解していない、のんきな脳ミソ。ここでちゃんと聞いていたら、その後の悲劇は訪れなかったはず。

とりあえず、すべてたいらげて満足なわたし。
しかし非常に不満足なハラ。

その不満足感は切に感じておりました。
なぜなら、食べ終わってしばらくしても、お茶を飲んでも、どういう訳かタマネギが体にまとわりついているような気がしているのです。それも実際に食べた以上の大量のタマネギが。

後日その話を外科主治医・ラブリーW先生にしたところ、「消化していなかったんでしょうね〜」とのこと。想像するに、体が「処理&受取拒否」の状態。

その後、少しの間はそんなに不快ではなかったものの、どんどん胃は重くなり気分は悪くなり、タマネギのまとわりつきは止まらず。そうしているうち、横にならずにはいられなくなってしまったのでした。

久々の気分の悪さ。
しかし寝ていればよくなるでしょうと、ハラが落ち着く位置になるように右へ左へゴロゴロと転がっておりました。

……そして2時間が経ったころ、突然の吐き気に見舞われるという。

今回は「食べちゃダメだ!」という声どころか、ハラはわたしを強制的にトイレへと連行していきます。でも、こういう時は体外に出してしまった方がラク。ありがたく従います。

そして部屋へ戻り、ちょっとマシになったかなと思いつつ転がったのも束の間、数分後には再びの強制連行。で、戻ってみたら、また連行。戻ってさらに連行。それから1時間の間に計6回連行されるのでした。

そんなに飲み食いした覚えは無い、というほどに。

何とかハラの過激すぎる治療方法が一段落したころは、もうヘロヘロです。横たわる以外、何もできず。

ところが、まだタマネギの攻撃は続いていたのでした。
ひどい風邪の時のように体中の筋肉が痛み、強い頭痛、激しい悪寒で体の震えが止まらない。毛布にくるまって耐えるので精一杯。熱も上がり、完全に病人状態。

しかしやっぱり(確信はないものの)タマネギのせいに違いないと思っていたことから、ならば肝臓なり何なりががんばって毒を処理してくれるのを待つほかないということで、少しでもその助けになるように寝るばかり。

エネルギー補給もままならないのに、体力はどんどん毒物処理に使われていきます。このままでは大変だということで、とにかく抗がん剤治療中に買っておいたポカリスエットでがんばってもらうのでした。

そんな状態が数時間続き、翌朝になっても体調は悪いまま。
その時点ではおそらくタマネギ効果はだいぶ薄れていて、疲労が主な原因。しかしそのだるさは抗がん剤副作用の再来とも思えるもの。

その日は外出の予定があったため、その寸前まで横になり、ハチミツで栄養補給しつつ出かけるのでした。

ハチミツはハラの悪いキグチの味方。
「虫みたいだね」と言われます。



どうやらアレルギーっぽいこの症状。これまでなら「モヤっとする」で済んでいたのにここまでヘンになるとは。

このタマネギ事件を経て、治療から数ヶ月が経っている(当時)にもかかわらず、体の回復機能が想像以上に低下していることに気付きました。普通に暮らしているだけではなかなか戻らないものなのかもしれません。最近やっと再開した運動でどれほど上げることができるのか、試してみたいと思います。



ラブリーW先生のお話だと、(あまりいないけど)たまにネギ類がダメだという人がいるとのこと。そういう場合は、ネギを少し食べて具合が悪くなるか試してみるという方法があるそうです。

しかし、「いや、木口さんは本当にやりそうだからやめましょう」と言われました。

は、は、は。

早咲きの桜
そのころは春 爽やかな季節の中でタマネギに撃沈
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

ひどい目にあいましたね(ToT)
タマネギはメジャーな野菜であまりアレルギーは聞かないのにね
と…思いだしましたが、犬にネギ類は厳禁なんですよ!
中には死に至ることもあると聞きました
マリさんも気をつけて!
(犬じゃないけど^^;)
  • #682 ちっくたっくぼんぼん 
  • URL 
  • 2015.07/09 22:54 
  •  ▲EntryTop 

マリさん~、
いつも元気で明るい感じなので、
忘れてますが、体調に気をつけてくださいね。この前のモノクローム事件といい、ちょっと心配になっちゃった。
マリさんだと、今は大丈夫とか言いそうだけど・・

私は昨日、主治医に会って、めっちゃ癒されてきました。私の場合、体調に問題ないので、メンタルケアな感じ。2ヶ月後が待ち遠しい。

マリさんはメンタルは強く見えちゃうけど、体は正直に反応してそうなので、無理しちゃダメっすよ。マジで。
珍事件が増えない方がいいんですからね!
(でも、ブログネタとしては、楽しんだとも言える不届きな私。すいません・・笑)



>ちっくたっくぼんぼんさん

もしかしたら一緒に入っていた他の何かのせいで、タマネギ冤罪事件かもしれませんが(^^;
でも多分タマネギな気がします!
ピピッときましたもん。
そこでやめろと言うのに……。
ピピッを無視して残念な目に合うことが結構あります。

ワンコ、死んでしまうこともあるんですね(><)
ワンコ人間なのかも。気を付けよう。

>あうさん

あうさん、ありがとうございます〜(^^)
だいたいいつも元気なんですけどね。多分兆候に気付いてないんですよね〜。
そういえば、おなかもいきなり空きます。
動物的直感を大事にせねば。
もしまた無視してたらネタにします。

お楽しみ通院デーでしたか!
先生の癒し、いいですね〜。たくさんいい先生がいてくれることがうれしいです!

私のお楽しみは再来週!それを目標にちょっと鍛えよう。(何しに行くんだ)
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