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病気や障害は、エベレスト登頂と同じだ

病気や障害は、エベレスト登頂と同じだ

80才でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。それは人類の偉業と言えるでしょう。多くの人に勇気をもたらしてくれたことと思います。

彼が見てきたものはいったいどんな光景であったのか。一歩一歩、山を踏みしめる時に感じたのはどんなものだったのか、本当のところは体験した本人以外には分かりません。しかし、そのすべての経験は彼の内に残り、ほとんどの人が見ることのできない世界を見、成し得ないことをしたという事実は大きな自信につながっているはず。

そして、そのような誰もができるわけではない偉業を遂げたことを、人は賞讃し、尊敬の眼差しを向けます。



わたしは、病気に挑んだり、障害を持ちつつ生きる(もしくは障害を持った人を支える)ことも同様に賞讃に値すると思っています。しかも、この場合は自らの意志で「困難」という山に入ったのではなく、そこにいきなり投げ出されて、それでも生きていこうと歩き出しているのです。それも何の準備もなく、心構えもなく、仲間もおらず、良い天候の日を選べるのでもなく、次々と雪崩の起きるような山を進んで行きます。それに耐えて歩きつつ、自分を支えてくれる仲間を見つけて、自分自身を引っ張っていくしかない。

しかし、そうやって得られるものは「多くの人が見たことのない世界」。そして、「山を登ってきた経験」です。

多くの場合、障害を持った人に感じるのは「かわいそう」ではないでしょうか。実を言うと、わたしもそう思っていました。それも、その境遇が大変だという思いよりも、「他の人にできることができない」「そんな体になってしまった」ということに対する「かわいそうな人」という意味で。

しかし実は、困難に向かう人たちというのは「わたしの知らない世界を知っている」人たちです。その世界の中にはものすごい数の学びがあるもの。
逆に、「かわいそうな人」と思っていた過去の自分は、小さな世界しか見えていない「かわいそうな人」だったと思います。

わたしが辿ってきた困難はほんの一部で、序の口かもしれません。しかしそれまで知らなかった世界を垣間見たことで、そのずっとずっと先にも違う世界が広がり、そこに生きる人がいることを実感しました。それは病気や障害に限らず、どんな困難を生きた人に対しても同じ思いです。それからは、人を見る目がガラリと変わりました。

自分から山に挑めば「スゴイ人」で、困難に立ち向かわざるを得なければ「かわいそう」、というのは違和感があります。実際に見える山でなくても、わたしの知らない山をどれだけこの人は登ってきたのだろうと、考えるようになりました。たとえ似たような境遇でもまったく自分と同じ人はおらず、様々なことが入り混ざって人は生きています。それぞれに違う山を登ってきているはず。

それはわたしにとって非常に価値のある経験でした。自分自身に対する見方も変わり、今では山を登ったことに対する強い自信を持っています。そして何かに負けそうになった時、それを思い出して歩いています。

経験は貴重です。
それは、自ら望んでの挑戦でも、運命に放り込まれての登山でも同じこと。

病気や障害に立ち向かっている人たちを「スゴイ」と思うべき、と言うのではありません。しかし、自分自身がその立場であれば、その経験をした(している)ことに自信を持っていいと思うのです。
「人にできないことをした!」という自信を。

心が落ち着かず、辛くてしょうがない時は「そんな経験なんていらない」と思ってしまうと思います。そういう境遇になったことがない場合も同じでしょう。ですが、いつかはそれが貴重になりうるということだけでも心のどこかに置いておいてもらえればと思います。

人が一生に得られる経験は限られています。
しかしそれらは断片的ではなく、すべてがつながっているもの。そして広がっていくもの。さらに、応用もできるものです。

わたしにとっては「まだまだ知らない世界、感情、困難がたくさんある」と感じられたのが応用で知ったことのひとつでした。そして、これまでの経験と自信を携えて、これからも出会うであろう山に登っていこうと思います。

草
だれもがみな、自分の人生の冒険家
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

山登りの経験

思いがけず、山に登ることになって、本当にきつかった。登りはじめは山頂がどこにあるのかも、分からず、とにかく歩くしかない。帰りたいから・・。
でも、マリさんの言う通り、途中で道順を示してくれるdoctorに出会い、仲間に出会い、今まで知らなかった感情と感動を知り・・私は山頂に着くことができた。
たぶん、運めあったのでしょう。

初めての登山は、本当に人生の大切な経験になりました。(登ってみると、私はエベレストでなく、高尾山ぐらいでしたが・・)

でも途中で、亡くなる方もいます。
山頂を望みながら・・
だから、何ができるかは、分かりませんが、登山中の方にエールは送りたいと思う日々。例え、山頂につけなくても、その過程が辛いだけでない、小さな幸せをみつきなけて欲しい。

マリさんのブログは確実にエールです!
これを読むと元気がでる。
書き続けるのは、本当に大変だと思いますが、エベレスト登頂者として、いろいろ伝えてくださいね。
ただし、また登らないように(笑)!

>あうさん

あうさんからのエールも私にとって元気の素です(^^)/

あうさんの登った山は高尾山よりもずっとずっと険しい山だったはず!しかも、右も左も分からない外国の。
それを今、高尾山くらいだったかも、と思えるのは相当冷静になっているからだと思います。それと、意外と助けてくれる人がいたことも落ち着けた理由のひとつですよね。ほんと、運が良くてよかった!

小さな幸せ、たくさんの人に見つけてもらいたいですね。
今はその山を自分の意志で登っているところかなと思います。エムさんやエスさん、あうさんの支えがあって、一歩ずつ進んでます。
有無を言わさずのエベレストは登らないように気を付けます(>▽<)
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