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ナチュラル生活への回帰

ナチュラル生活への回帰

友人に、ナチュラリストがいます。

まだ若いながら、彼女はひとりで地方に移り住み、無農薬の野菜を育てて暮らしています。ときには鶏を絞めることもあるといいます。近所の人が「鹿の肉を分けてくれる」といったら、半ばさばきかけの足だった、なんてことがあったり。
それを、命をもらうことに感謝しながら食すのだそうです。

そこまでストイックに生活を変化させるのはまれだとしても、最近、自然に近い暮らし方を望む人は増えています。

いくつか前のブログでも書きましたが、特にがんになって以降、わたしもナチュラル寄りな思考に転換してきています。もともと興味はあったものの、それよりもさらに寄りぎみに。
というのもこれまで、「忙しい」を理由に外食中心な食生活をし、睡眠時間を削りまくって仕事をするなど、たいへん現代人っぽい生活をしていて、それが急速にがんを成長させた原因の一つなのではないかと思ったからでした。

といっても、鶏は絞めないし、魚を釣って食べもしないし、もちろん鹿を追い回しもしないし、今のところは自分でパンやハムを作る、平飼い卵を買う、環境に悪影響を及ぼさない洗剤を使う、できるだけ太陽に合わせて暮らす、等々といった程度です。

ついでに療養のために収入が激減しているため、手元にある材料を無駄無く使うようにしています。

◇◇

ある朝、パンが無かったので代わりにパウンドケーキを作りました。
それをある友人(ナチュラリストではない)に言ったところ、彼女の当時9ヶ月の赤ちゃんはまだパウンドケーキなんて食べられない、とう話になりました。パウンドケーキだけでなく、お砂糖自体、あと1年くらいはあげないのだそうです。

本にそう書いてあったのか、栄養士さんにそう言われたのか、その理由は忘れてしまいましたが、とにかく、離乳食も素材の味だけなのだそうです。

だから、バナナやさつまいもなどをあげると大興奮で食べるという。
素材の甘みをより強く、おいしく、そして楽しく感じるのだと思います。脳内がスパークしているのが目に見えるようです。

それを聞いて、ちょっとうらやましいなと思いました。

わたしたちのような大人はバナナを甘くておいしいとは思っても、大興奮はしないのが普通。砂糖の甘みに慣れ、いつの間にか失われた感覚だと思います。

同様に、快適さを追い求めてきた社会は、自然と共にある感覚を少しずつ失っています。

夜が闇だからこそ感じる月明かりや、本当ならいつもそこにある無数の星の光は見たくても見えなくて、暑いからこそ清涼な夏のそよ風は、エアコンの効いた室内では触れることすらできず、車に乗っていたのでは土の感触も伝わってきません。

そこでふと、それらを取り戻したくなる瞬間があるのだと思います。
自然に寄り添った暮らしに憧れを感じる時期がくるのだと。

最近流行のナチュラル生活というのは、そういった原点へのうらやましさのあらわれかもしれないと思います。言葉にできる理由はいろいろあるにせよ、その根底にあるものは「家に帰りたい」というような感覚ではないかと思うのです。

そう思うと、便利さというのは、もうある程度最高潮のところまできていて、個々の意識は元の点にまで「還ろう」としているのかもしれません。

完全に自然の中で生きた経験があるわけではないのに、懐かしく思うのは不思議です。やはり人間も永い地球の営みから生まれた生き物だということでしょうか。

しかしだいたいの場合、慣れたものを全て捨てるわけにはいかなくて、その妥協点を探していきます。素材そのものの甘みを感じたいと思っても、砂糖を完全には手放さないようなものです。

それでも、憧れの気持ちがあるのはいいことだと思います。どんなことでもそうですが、大々的に変化することはなかなか難しくても、思う心があれば徐々にそっち寄りになっていきます。そして、ひとつずつでも何かをつかんでいければと思うのです。

「パンが無くてパウンドケーキ」そして「赤ちゃんバナナで大興奮」から、そんなことを思ってみました。

線路の先に想うもの
線路にはロマンを感じます まっすぐ続いているように見えるのに、実際はどこへ繋がっているのかわかりません この先に想うものは、故郷でしょうか、鮮やかな未来でしょうか
[療養中フォトギャラリー by iPhone (c)木口マリ]

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~ Comment ~

煩悩の塊

マリさん、こんばんわ。
相変わらず、仕事を言い訳に、
外食中心のあうです。(´Д`)

うーん、環境活動をしている割に、
現代人の生き方だし、
病気になったのに、ストレス三昧・・
糖尿なのに、甘い物が止められない・・

喉もと過ぎるとすぐ調子にのる・・
そして人より喉が短い(忘れるのが早い)

ナチュラルな生活にあこがれます。
余分な物(物質とかプライドとか、見栄とか体裁とかね・・)は捨てると楽になれる
ことは分かってるし、捨てれば案外、大したものじゃないんだよなぁ。

健康でさえいればと思ったあの時の気持ちに戻りたい!

ごめんなさい、今回はマリさんへのコメントと言うか自分への反省になってしまいました。

>あう さん

こんばんは〜(^^)

あうさんの気持ち、よく分かります。
人って、本当になんでも忘れるんですよね(--;
私もいつもそうなので、がんの治療が終わった時に「今回こそは忘れないようにしていかないと!」と思ったものです。でもやっぱり忘れるんじゃないかな……とおぼろげに考えていたら、それからまたドンデン返し(腸閉塞事件類)がボンボンと飛び跳ねてやってきて直撃して去っていったのでした。なので、こりゃ、本当に忘れんなよ!ってことだなと思ってしっかり意識していく決意をしたのです。
何かする時は、核を頭に刻まないとダメですね。これだけは絶対曲げられない!というような。

あうさんに返信を書きつつ、私も自分に気合いを入れ直した次第です。
毎晩ハラの傷見て、お互い思い出していきましょ〜。
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